極上パイロットの一途な執愛
「最近、お散歩しているワンちゃんを見かけるたびに、レオを思い出して恋しくなるんです」
「そんなにレオのことばかり考えてるんだ」
「あ、もちろん迷惑じゃなければですけど……」

 私の言葉を聞いて、蒼真さんがくすりと笑った。

「じゃあ、来週末は俺の実家に行こうか」
「いいですか?」
「あぁ。うちの両親もよろこぶよ」

 優しくうなずかれ、うれしくて自然と声が弾んでしまう。

「ありがとうございます。すごく楽しみです。仕事帰りにどこかお店に寄って、お父様とお母様がよろこびそうなスイーツを買っておきますね」
「そんな気を使わなくていいよ」
「あ。せっかくだから、レオにもおもちゃとかおかしを買っていいですか?」
「レオにまで?」
「ペット用のグッズがおいてあるかわいいお店にずっと行ってみたかったんです」

 うきうきしながら言う私を見て、蒼真さんがぷっと噴き出した。

「じゃあ、一緒に買い物してから実家に行こうか」

 蒼真さんの提案に、「はい」と笑顔でうなずいた。





 

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