極上パイロットの一途な執愛
 蒼真さんと一緒にお邪魔した私を、ご両親もレオもよろこんで歓迎してくれた。

 特にレオは前に一緒に遊んだことをしっかり覚えてくれていたようで、玄関で靴を脱ぐときも、リビングでお話ししているときも、寄り添うように私のそばから離れなかった。

 今もソファに座った私の膝に前足とあごを乗せ、ぴったりと体をくっつけている。
 そのかわいさとふわふわの毛並みの気持ちよさに、自然と表情が緩んでしまう。

「レオはすっかり愛里さんに懐いてるわね」

 その様子を見て、お母様がくすくす笑った。

「結婚して二カ月経つけど、新婚生活はどうだい?」

 お父様の問いかけに、蒼真さんが「お互い不規則な仕事をしていて忙しいけど、楽しくやってるよ」と返す。

「忙しさにかまけていたら、あっという間に時間は過ぎちゃうんだから。愛里さんのことを大切にしなきゃだめよ」
「わかってるよ」
「愛里さん。もし蒼真に不満があったら我慢せず言うのよ。私も相談にのるから」

 お母様からのアドバイスに、「ありがとうございます」と頭を下げた。

「でも、蒼真さんはとても優しいので不満なんて」

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