極上パイロットの一途な執愛
 私がそう言うと、お母様は「あら。ラブラブなのね」と笑みをこぼす。

「ら、ラブラブというわけでは……っ」

 動揺していると、隣に座る蒼真さんが私の耳もとに顔を近づけた。

「顔、真っ赤になっててかわいい」

 私にだけ聞こえる声でささやかれ、さらに頬が熱くなる。
 どうしていいのかわからず視線を落とすと、「ワン!」と大きな声がした。

 それまで私の膝にあごを乗せくつろいでいたレオが、大きな体で蒼真さんとの間に割って入る。

 そして私たちを引き離そうとするように、長い鼻先をぐいぐい蒼真さんに押し付けた。

「あら、レオ。蒼真にそれ以上愛里さんに近づくなって言ってるの?」

 ボディーガードのように私の前で胸を張るレオを見て、お母様がそう言う。

「レオ。愛里は俺の妻なんだけど?」

 蒼真さんは穏やかな笑みを浮かべながら、レオを見下ろす。レオも蒼真さんから目をそらさず、ふたりの間に妙な緊張感が走る。

「私が動揺したから、レオが意地悪されてると勘違いしちゃったのかもしれないです。ごめんね、レオ。ありがとう」

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