彼氏は自分の推し+ヴァンパイアの独占欲強め男子!?

本当にどうしたんだろう。内容は聞き取れないけど、なんだか深刻な面持ちだ。

私はぽつんと一人取り残されていた。

「あ、あの・・・・。」

「あ、ごめん。美咲。なんか一人にさせられてるみたいでいやだったよね。」

「そ、そんなことないよ。それよりも一つ聞きたいことがあるんだけど、なんでみんなはこんな私をpakutyuiに入れてくれたの?」

「そ、それは。」

あれ?なんだかみんなだんまりしちゃった。

なにか言いたくないことだったのかな?

「あ、あの言いたくなかったら別に言わなくていいよ。こんな私をpakutyuiのみんなの仲間に入れてもらえるだけでもうれしいから。」

「でも、これから仲間になるなら話しといたほうがいいよね。」

陸君と時雨君が交互に分かりやすく説明してくれた。

「・・・・実はね少し前までヴァンパイアのこの学園の女の子が俺たちのマネージャーをしてくれてたんだけど、急にいなくなっちゃっ
たんだよね。」

へぇ。そうなんだ。でもなんで急にいなくなっちゃったんだろう。

「だから~。代わりの子を探してたんだけど、僕たちヴァンパイアってこととアイドルってことは隠してたんだよね~。でもあの子すっ
ごくかわいかったんだよ。」

い、いまから私がその子の代わりなんだよね?かわいいなら全然代わりになれないよ。今からでもやめれるかな?でもその子に会ってみ
たいな。

「普通の女の子だと言いふらしちゃったりしちゃうかもしれないからあまりそんなことしない子を探してたんだけど、全然見つからなく
て。」

なんだかとっても苦労してたんだ。

私は信用してくれてるってことなのかな?なら嬉しいな。

「そしたら学園長がこの学園にはある”特別”な女の子がいるっていうから探してて、そしたら陽翔と付き合い始めた美咲ちゃんが条件とあ
てはまってるところがあったからとりあえず勧誘したの~。でもその指輪で”特別”な子の条件はそろったからとりあえずじゃなくなったよ
~安心してね。」

そうなんだ。とりあえずって言われてちょっと複雑だったけど、ちゃんと勧誘してくれてたんだ。でも私がその”特別”な子の条件に当ては
まってるなんて信じられないよ。

「ところでなんで女の子じゃないといけないの?」

私は気になっていたことを聞いてみた。

すると蓮人君が答えてくれた。

「・・・・それはこの学園の女子は大体全員ヴァンパイアだからだ。・・・・・というかこの学園はもともと男子校で美咲たちが入学し
た時から女子はヴァンパイアしか入れないルールだぞ。」
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