没落令嬢ですが聖女になった途端、婚約破棄した皇太子に溺愛されています
「――なお、今回の任務には護衛をつける」
国王陛下の言葉に、私は顔を上げた。
「穢土の発生地には、魔物が出る可能性が高い。聖女を一人で向かわせるわけにはいかぬ」
(魔物……)
あの井戸で感じた穢れ。
あれが広がっているのだとしたら――確かに、危険は避けられない。
「守護騎士は、誰になるのでしょうか」
恐る恐る問いかけると、重臣の一人が口を開いた。
「聖女の守護騎士は、皇太子と定められております」
「……え……?」
一瞬、言葉が理解できなかった。
(皇太子……?)
それはつまり――
「――皇太子アルセイド・クロヴィス」
名が呼ばれた瞬間、心臓が大きく跳ねた。
思わず視線を巡らせる。
そして、大広間の奥から一歩進み出たその姿を見た瞬間――息が止まった。
国王陛下の言葉に、私は顔を上げた。
「穢土の発生地には、魔物が出る可能性が高い。聖女を一人で向かわせるわけにはいかぬ」
(魔物……)
あの井戸で感じた穢れ。
あれが広がっているのだとしたら――確かに、危険は避けられない。
「守護騎士は、誰になるのでしょうか」
恐る恐る問いかけると、重臣の一人が口を開いた。
「聖女の守護騎士は、皇太子と定められております」
「……え……?」
一瞬、言葉が理解できなかった。
(皇太子……?)
それはつまり――
「――皇太子アルセイド・クロヴィス」
名が呼ばれた瞬間、心臓が大きく跳ねた。
思わず視線を巡らせる。
そして、大広間の奥から一歩進み出たその姿を見た瞬間――息が止まった。