没落令嬢ですが聖女になった途端、婚約破棄した皇太子に溺愛されています
そんな中でも浄化の旅は続く。

そしてある日、私は気づいてしまった。

穢土が浄化されるのに、前より時間がかかっていることに。

(もしかして、力が弱くなっている?)

でもまだ、浄化できている。

力がなくなったわけではない。

「セレス?大丈夫か?」

私はハッとした。

これではアルセイド殿下に、力が弱まっていることが知られてしまう。

「大丈夫です。問題ありません」

私は立ち上がると、アルセイド殿下から視線を外した。

すぐ後ろから、モンテーロさんの視線を感じる。

モンテーロさんは何も言わない。

でも気づいている。私の力が弱くなっていることに。

(どうすればいいの?)

これ以上、アルセイド殿下と愛し合う事は無理なの?
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