没落令嬢ですが聖女になった途端、婚約破棄した皇太子に溺愛されています
その一言で、すべてが露わになる。
(……やっぱり……)
分かっていた。気づかれてしまうと。
「……何だと」
アルセイド殿下の声が、鋭く響く。
「どういうことだ」
私の方へ、振り返る。
その視線は、驚きと――怒りを含んでいた。
「……セレスティア」
名前を呼ばれる。逃げ場は、もうなかった。
「……申し訳ありません」
小さく、そう答えることしかできない。
「どうして言わなかった」
低く、押し殺した声。
それは責めるというより――苦しんでいるように聞こえた。
(……だって……)
言えなかった。言ってしまえば――
「……言えば」
かすれた声で、言葉を紡ぐ。
「殿下と一緒にいられなくなると……思って……」
(……やっぱり……)
分かっていた。気づかれてしまうと。
「……何だと」
アルセイド殿下の声が、鋭く響く。
「どういうことだ」
私の方へ、振り返る。
その視線は、驚きと――怒りを含んでいた。
「……セレスティア」
名前を呼ばれる。逃げ場は、もうなかった。
「……申し訳ありません」
小さく、そう答えることしかできない。
「どうして言わなかった」
低く、押し殺した声。
それは責めるというより――苦しんでいるように聞こえた。
(……だって……)
言えなかった。言ってしまえば――
「……言えば」
かすれた声で、言葉を紡ぐ。
「殿下と一緒にいられなくなると……思って……」