没落令嬢ですが聖女になった途端、婚約破棄した皇太子に溺愛されています
お母様の声に、はっと顔を上げる。
「あなたの幸せを、選んでいいのよ」
優しく、そう言われる。
けれど――
(私の、幸せ……?)
それが何なのか、分からない。
皇太子殿下との結婚。誰もが羨む未来。
でも。
(それで、いいの……?)
胸の奥に、小さな違和感が残る。
私は、“女神”と呼ばれている。
困っている人を放っておけない、ただの人間なのに。
それでも、その力がある限り――私は、人を救うことができる。
(それを、手放してまで……)
本当に、このまま進んでいいのだろうか。
皇太子妃としての未来と、聖女としての在り方。
どちらか一つしか選べないのだとしたら――
(私は……どちらを、選ぶの……?)
答えは、まだ出なかった。
「あなたの幸せを、選んでいいのよ」
優しく、そう言われる。
けれど――
(私の、幸せ……?)
それが何なのか、分からない。
皇太子殿下との結婚。誰もが羨む未来。
でも。
(それで、いいの……?)
胸の奥に、小さな違和感が残る。
私は、“女神”と呼ばれている。
困っている人を放っておけない、ただの人間なのに。
それでも、その力がある限り――私は、人を救うことができる。
(それを、手放してまで……)
本当に、このまま進んでいいのだろうか。
皇太子妃としての未来と、聖女としての在り方。
どちらか一つしか選べないのだとしたら――
(私は……どちらを、選ぶの……?)
答えは、まだ出なかった。