スパダリ救急医はシンデレラと双子ベビーに深愛を注ぐ
「あ、やばい。私たちはそろそろ行かないと! パパが帰ってきちゃう」
手にしていたスマホに視線を走らせ、彼女はつぶやく。
「ごめん、お先に失礼するね!」
慌てて立ちあがった彼女に、光莉は「気をつけて」と声をかける。
「瑠璃~、もう帰るよー」
ジャングルジムのてっぺんにいる娘のもとに小走りで向かう彼女とすれ違いで、光莉の最愛の息子たちがこちらに駆けてきた。
「ママッ、のどかわいた!」
「みなと、ジュース飲みた~い」
来月、四歳の誕生日を迎える双子の北斗と南斗だ。
光莉は笑顔でふたりを出迎えると、膝の上に置いていたキャンバス地のトートバッグから色違いの水筒を取り出す。
「お夕飯前だからジュースはダメ。麦茶ね」
ふたりは少し不満げな顔をしてみせたものの、夕飯前のママは絶対に折れないともう学んでいるのだろう。すぐに気を取り直して、光莉の両脇に腰をおろした。
ゴクゴクとお茶を飲むふたりの様子に光莉は目を細める。
(大きくなったなぁ。それにどんどんイケメンになっていくし)
色素の薄い栗色の髪と瞳、一卵性の双子なのでふたりの顔立ちはよく似ている。親の欲目が多分に含まれているだろうけれど、上品で賢そうで……世界一かわいい双子だと光莉は信じている。
手にしていたスマホに視線を走らせ、彼女はつぶやく。
「ごめん、お先に失礼するね!」
慌てて立ちあがった彼女に、光莉は「気をつけて」と声をかける。
「瑠璃~、もう帰るよー」
ジャングルジムのてっぺんにいる娘のもとに小走りで向かう彼女とすれ違いで、光莉の最愛の息子たちがこちらに駆けてきた。
「ママッ、のどかわいた!」
「みなと、ジュース飲みた~い」
来月、四歳の誕生日を迎える双子の北斗と南斗だ。
光莉は笑顔でふたりを出迎えると、膝の上に置いていたキャンバス地のトートバッグから色違いの水筒を取り出す。
「お夕飯前だからジュースはダメ。麦茶ね」
ふたりは少し不満げな顔をしてみせたものの、夕飯前のママは絶対に折れないともう学んでいるのだろう。すぐに気を取り直して、光莉の両脇に腰をおろした。
ゴクゴクとお茶を飲むふたりの様子に光莉は目を細める。
(大きくなったなぁ。それにどんどんイケメンになっていくし)
色素の薄い栗色の髪と瞳、一卵性の双子なのでふたりの顔立ちはよく似ている。親の欲目が多分に含まれているだろうけれど、上品で賢そうで……世界一かわいい双子だと光莉は信じている。