恋と結婚は別物です! 偽装結婚のはずなのに、強気なナースはフライトドクターの一途な愛に溶かされる
淡々と答えたが、言いながら恥ずかしくなってしまう。
動揺を悟られまいと淡々と白米を口に運んでいると、詩音は満足げに頬を緩ませた。
そんな彼女を見ていると、恥ずかしさなんてどうでもよくなってしまう。
「龍臣さんって、もしかして私のこと、ずっと好きだったんですか?」
そう聞いてくる彼女に、俺は告げた。
「ああ。いつだったか、階段でひとりで泣いていたことがあっただろう。あの姿を見て――あの日、俺は感情を殺してまで患者のためにと頑張っている詩音が、放っておけなくなったんだ」
すると詩音は目を見張り、へへっとはにかむ。
「そっか、そんな前から、龍臣さんは私のことを――」
食べ終わったらしい彼女は、箸を置くとそう独り言つ。
そんなまごまごした姿も、全部愛おしい。
きっと彼女はあの日のことを、思い出しているのだろう。
「そうだ。ずっと前から、俺は詩音が好きだったんだ」
俺の気持ちを知ってほしくて、彼女の言葉を堂々と繰り返した。
健気に頑張っている詩音が、ずっと好きだった。
結婚を迫り、既成事実で囲い込んでしまうくらいに。
彼女の祖母の葬儀を終えたあの日、俺がいるとわかって欲しくてキスをしてしまったくらいに。
動揺を悟られまいと淡々と白米を口に運んでいると、詩音は満足げに頬を緩ませた。
そんな彼女を見ていると、恥ずかしさなんてどうでもよくなってしまう。
「龍臣さんって、もしかして私のこと、ずっと好きだったんですか?」
そう聞いてくる彼女に、俺は告げた。
「ああ。いつだったか、階段でひとりで泣いていたことがあっただろう。あの姿を見て――あの日、俺は感情を殺してまで患者のためにと頑張っている詩音が、放っておけなくなったんだ」
すると詩音は目を見張り、へへっとはにかむ。
「そっか、そんな前から、龍臣さんは私のことを――」
食べ終わったらしい彼女は、箸を置くとそう独り言つ。
そんなまごまごした姿も、全部愛おしい。
きっと彼女はあの日のことを、思い出しているのだろう。
「そうだ。ずっと前から、俺は詩音が好きだったんだ」
俺の気持ちを知ってほしくて、彼女の言葉を堂々と繰り返した。
健気に頑張っている詩音が、ずっと好きだった。
結婚を迫り、既成事実で囲い込んでしまうくらいに。
彼女の祖母の葬儀を終えたあの日、俺がいるとわかって欲しくてキスをしてしまったくらいに。