恋と結婚は別物です! 偽装結婚のはずなのに、強気なナースはフライトドクターの一途な愛に溶かされる
コンロで火にかかっていたお鍋からは、お出汁と味噌の香りがしてくる。
すると、彼はそれもふたつのお椀についでゆく。
その光景を、私はカップを握りしめたまま凝視してしまった。
もしかして、これは朝ご飯……?
首を傾げていると、彼はそれらをお盆にのせてこちらへやってきた。お盆の上には、納豆と卵焼きものっている。
「時間が無くても、朝ご飯は大事だからな」
龍臣さんは言いながら私の隣を通りすぎ、ダイニングにそれを並べる。
「今日は詩音も日勤だろう? 早く食べないと、遅れるぞ」
キッチンの横に立ち尽くし彼の姿を目で追っていると、彼はそう言ってこちらを向いた。
「すみません。今度は私も、ご飯つくりますね」
彼ばかりにやらせてしまうのは申し訳ない。そう思って告げたのに、彼はきまりが悪そうにこちらを見る。
「いや、詩音は無理しないでくれ。同居を強いているのは俺だ。できるだけ、こういうこともしようと思っている。不便なことがあったら、ぜひ伝えてくれ」
龍臣さんはそう言い、さっさと椅子に座ってしまう。
「ほら、詩音も」
「……はい、ありがとうございます」
申し訳なさを感じつつ、私は彼の前に腰掛けた。
すると、彼はそれもふたつのお椀についでゆく。
その光景を、私はカップを握りしめたまま凝視してしまった。
もしかして、これは朝ご飯……?
首を傾げていると、彼はそれらをお盆にのせてこちらへやってきた。お盆の上には、納豆と卵焼きものっている。
「時間が無くても、朝ご飯は大事だからな」
龍臣さんは言いながら私の隣を通りすぎ、ダイニングにそれを並べる。
「今日は詩音も日勤だろう? 早く食べないと、遅れるぞ」
キッチンの横に立ち尽くし彼の姿を目で追っていると、彼はそう言ってこちらを向いた。
「すみません。今度は私も、ご飯つくりますね」
彼ばかりにやらせてしまうのは申し訳ない。そう思って告げたのに、彼はきまりが悪そうにこちらを見る。
「いや、詩音は無理しないでくれ。同居を強いているのは俺だ。できるだけ、こういうこともしようと思っている。不便なことがあったら、ぜひ伝えてくれ」
龍臣さんはそう言い、さっさと椅子に座ってしまう。
「ほら、詩音も」
「……はい、ありがとうございます」
申し訳なさを感じつつ、私は彼の前に腰掛けた。