第一印象最悪の彼が、最愛の旦那さまになりました
スーツからルームウエアに着替えてリビングに戻ると、ダイニングテーブルには慮類が並んでいた。トマトカレーのライスが、星型だ。
千咲はこういったところで手間をかけるのが好きなようだ。以前は無駄だと思っていたが、千咲がやると可愛く感じる。
トマトカレーは、期待以上に美味しかった。
「店で食べるより美味い」
「本当に? ……それならまた作るね」
千咲は褒めると、本当にうれしそうに笑う。
澄春の機嫌も最高だったとき、千咲が口を開いた。
「明日なんだけど、会社の帰りに友達と飲みに行くから遅くなるね」
澄春はカレーを掬おうとしていたスプーンをぴたりと止めた。
「友達?」
「うん。カスタマーサポート部の細田彩香。同期入社で一番の親友なんだけど、澄春さんは知らないよね」
「ああ。ただ、千咲の親友なら挨拶をしておきたい。明日迎えに行くよ」
頭の中に親友の名前を刻みつける。明日出社したら調べてなくてはならない。
「本当に迎えにくるの? 澄春さんが挨拶するなんてしたら、彩香は緊張して固まるよ」
「社長ではなく、親友の夫だと思えばいい」
「難しいんじゃないかな……私だって初めて社長室に呼ばれたときは緊張で足が震えたもの」
「そんなふうには見えなかった」
「必死に隠してたから」
千咲はこういったところで手間をかけるのが好きなようだ。以前は無駄だと思っていたが、千咲がやると可愛く感じる。
トマトカレーは、期待以上に美味しかった。
「店で食べるより美味い」
「本当に? ……それならまた作るね」
千咲は褒めると、本当にうれしそうに笑う。
澄春の機嫌も最高だったとき、千咲が口を開いた。
「明日なんだけど、会社の帰りに友達と飲みに行くから遅くなるね」
澄春はカレーを掬おうとしていたスプーンをぴたりと止めた。
「友達?」
「うん。カスタマーサポート部の細田彩香。同期入社で一番の親友なんだけど、澄春さんは知らないよね」
「ああ。ただ、千咲の親友なら挨拶をしておきたい。明日迎えに行くよ」
頭の中に親友の名前を刻みつける。明日出社したら調べてなくてはならない。
「本当に迎えにくるの? 澄春さんが挨拶するなんてしたら、彩香は緊張して固まるよ」
「社長ではなく、親友の夫だと思えばいい」
「難しいんじゃないかな……私だって初めて社長室に呼ばれたときは緊張で足が震えたもの」
「そんなふうには見えなかった」
「必死に隠してたから」