第一印象最悪の彼が、最愛の旦那さまになりました
(まさか、澄春さんがルクスにオーダーしていたなんて)
澄春が千咲がよく見える位置でケースを開けた。
「……もしかして結婚指輪?」
千咲は思わず高い声を上げた。
ベルベットの台座には、上品な輝きを放つふたつのダイヤモンドリングが、並んでいた。
しかも婚姻届けを出してすぐに、澄春に聞かれて千咲が好きだと言ったデザインに似ているが、更に洗練されている。
千咲は驚愕して澄春を見つめた。
「千咲が選んだ指輪を参考に作成して、作成してもらったオリジナルデザインのものだ」
「私だけの……世界にひとつだけの指輪?」
まさかそんな指輪を用意してくれていたなんて。千咲の心臓がどきどきと音を立てる。
「そう。手を出して」
「はい」
澄春に求められて左手をそっと差し出す。彼が薬指に指輪をはめてくれた。
「……綺麗」
「気に入った?」
「はい……すごく綺麗!」
胸の中に喜びが広がっていく。
「本当にうれしいです」
「よかった」
澄春が僅かに微笑む。滅多に見られない彼の柔らかな表情に、千咲の鼓動が大きく跳ねた。
「あの……澄春さんの指輪、私にはめさせてください」
「……ああ」
千咲の指輪とリンクするそれを、彼の長い指にそっと嵌める。
その瞬間、とても厳かな気持ちになった。
澄春が千咲がよく見える位置でケースを開けた。
「……もしかして結婚指輪?」
千咲は思わず高い声を上げた。
ベルベットの台座には、上品な輝きを放つふたつのダイヤモンドリングが、並んでいた。
しかも婚姻届けを出してすぐに、澄春に聞かれて千咲が好きだと言ったデザインに似ているが、更に洗練されている。
千咲は驚愕して澄春を見つめた。
「千咲が選んだ指輪を参考に作成して、作成してもらったオリジナルデザインのものだ」
「私だけの……世界にひとつだけの指輪?」
まさかそんな指輪を用意してくれていたなんて。千咲の心臓がどきどきと音を立てる。
「そう。手を出して」
「はい」
澄春に求められて左手をそっと差し出す。彼が薬指に指輪をはめてくれた。
「……綺麗」
「気に入った?」
「はい……すごく綺麗!」
胸の中に喜びが広がっていく。
「本当にうれしいです」
「よかった」
澄春が僅かに微笑む。滅多に見られない彼の柔らかな表情に、千咲の鼓動が大きく跳ねた。
「あの……澄春さんの指輪、私にはめさせてください」
「……ああ」
千咲の指輪とリンクするそれを、彼の長い指にそっと嵌める。
その瞬間、とても厳かな気持ちになった。