第一印象最悪の彼が、最愛の旦那さまになりました
「どうなんだろう。いない場合でも、相性ランキング上位五人が表示されるらしいけど」
「それならランキング一位の人が、相性五十パーセントってこともあるんだよね?」

 自分には好相性の相手がいないという可能性もあるのだ。

「さすがにそれはないでしょ~」

 彩香の楽観的な声を聞きながら、最後の質問の回答に取り掛かる。

【あなたが最も結婚相手に求めること】

 これは特に大切な問いなので、率直に正直に答えなくてはならないらしい。分からなかったら、直感に頼ってもいい。

(私は……)

 千咲は目を閉じて自らの心を見つめた。

(側にいてほしい。安心したい……)

 幼い頃に最も大切な人を失った千咲は、祖父母が居ても拭いきれない孤独を感じることがあった。

 温かくて平穏な家庭。それこそが千咲の理想。

 入力を終えると、ロード中になった。

「なんか、どきどきする」

 千咲は胸をそっと抑えた。

「ねえ、市川駿介が出てきたりしないよね?」
「ちょっと不安になること言わないでよ!」

 わいわい話していると、画面が切り替わった。

「あっ、結果が出たんじゃない?」

「うん……えっ、100%!?」

 まさかの結果に、千咲は目を見開いた。
 
 
 
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