恋煩いの処方箋
夕食の後片付けが終わる頃、和花は大和の膝の上で眠ってしまっている。たくさんはしゃいで、いつもよりもりもり食べた。お風呂に入っておいて正解だったと思う。
「のんちゃん、寝ちゃったね。ベッドに運ぼうか?」
「うん、お願いできる?」
引き戸を開けてすぐの寝室のベッドへ和花を寝かせる。布団をかけておでこをそっとキスをする。今夜は素敵な夢を見られるだろう。
「大和、今日はありがとう。ほんとうにいろいろとしてもらって、感謝しても仕切れないくらいだよ」
心の底から感謝の気持ちを伝える。すると大和は少し不満げに私をみる。
「亜子、他人行儀なのもうやめない? 俺が亜子やのんちゃんの為に尽くすのは当然のことで、なんならもっといろいろしてやりたいと思ってるんだぜ」
「大和、ありがとう。うれしい……でも」
私たち親子が彼を独占してもいいのだろうか。大和も責任感からそう言ってくれているだけなのではないだろうか。素直に受け取れない自分が嫌になる。
「でも? なにか言いたいことがあるならちゃんと言って」
確かめるなら今しかない。真実を知るのが怖い。でも、このまま勝手に期待してダメになったら一生立ち直れない気がする。
「島津沙也香さん……て病院にいるでしょ?」
「沙也さん? いるけど、どうして」
ほんの少し視線が泳いだ。核心を突くのが怖い。でも、今聞かなければいけない。
「のんちゃん、寝ちゃったね。ベッドに運ぼうか?」
「うん、お願いできる?」
引き戸を開けてすぐの寝室のベッドへ和花を寝かせる。布団をかけておでこをそっとキスをする。今夜は素敵な夢を見られるだろう。
「大和、今日はありがとう。ほんとうにいろいろとしてもらって、感謝しても仕切れないくらいだよ」
心の底から感謝の気持ちを伝える。すると大和は少し不満げに私をみる。
「亜子、他人行儀なのもうやめない? 俺が亜子やのんちゃんの為に尽くすのは当然のことで、なんならもっといろいろしてやりたいと思ってるんだぜ」
「大和、ありがとう。うれしい……でも」
私たち親子が彼を独占してもいいのだろうか。大和も責任感からそう言ってくれているだけなのではないだろうか。素直に受け取れない自分が嫌になる。
「でも? なにか言いたいことがあるならちゃんと言って」
確かめるなら今しかない。真実を知るのが怖い。でも、このまま勝手に期待してダメになったら一生立ち直れない気がする。
「島津沙也香さん……て病院にいるでしょ?」
「沙也さん? いるけど、どうして」
ほんの少し視線が泳いだ。核心を突くのが怖い。でも、今聞かなければいけない。