天邪鬼な私に、宣戦布告されました
「琉球ガラス、楽しかったね。颯斗、ありがとう」

声を投げかけると――ピタッ。
颯斗は歩くのを止めた。

ブッ

思わずぶつかる。

「イタッ」

「桜庭、俺と二人で嫌だったんじゃないのか?」

颯斗は何の感情もない目で、私を見下ろしている。

「なんで? どうしてそう思ったの?」

「わかってるんだよ。俺が顔だけだってこと。
性格がもっと良ければって残念がられてること…」

自虐的な話に、半笑いが混じる。

「私は今日、とても楽しかったよ。
琉球ガラスもやりたかったし、修学旅行のいい思い出になった」

真っ直ぐに颯斗の目を見つめる。

颯斗は苦いものでも食べたような顔で、そっと目を逸らした。

「俺、桜庭に嫌な思いさせたんじゃないのか?」
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