幼馴染への三度目の失恋を回避したい 〜激重な片思いを隠さなくなってきた彼に、心臓がもたなくなってきた彼女。〜【完結】

第41話

 マンションのすぐ近くにある公園に着く。

 小学生までは、ここで散々一緒に遊んだ。
 コンパクトだが、ブランコ、砂場、滑り台、シーソーと一通りの遊具が充実している。

「懐かしい!」

 めぐみはそう言うと、小走りで象を模した滑り台に向かっていった。

 僕は、それが正面から眺められる位置にある、端のベンチに腰掛けた。
 頭上には白い街灯の明かりが点いている。

 めぐみが階段を登り、象の鼻の滑り台をシューッと滑り降りる。

(スカートなのに、何やってんだか……)

 僕は呆れながらも、思わず顔を綻ばせて笑ってしまった。

 僕の視線に気づいてハッとしたのか、めぐみは慌ててスカートの裾を押さえながら走ってきて、隣にちょこんと腰掛けた。

「…………」
「…………」

 ベンチに並んで座ったものの、彼女は黙り込んでいる。
 横目でチラッと見るが、やはりいつもと様子が違わないか?

「昨日、ごめん。すれ違っちゃって」

 僕が謝ると、めぐみは「ううん」と首を振った。
 その反応を見るに、やはり、そのことで怒っているわけではないらしい。

(じゃあ、なんだ?)
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