一夜の過ちのはずが政略結婚相手の社長に溺愛されています
迷いを確かめるように。

「……後悔するぞ」

低い声。それでも私は、首を横に振った。

「それでも、いいです……」

そう言った瞬間、引き寄せられる。

唇が重なった。

「……ん……」

優しかったはずのキスが、少しずつ深くなる。

息が混ざる。逃げられないくらい近くて、でも――嬉しい。

ソファに押し倒されるようにして、視界が揺れる。

「社長……」

服が乱れて、社長の吐息が肌に触れた。

「ああ……」

「綾音、俺に身を任せて」

体が重なる。甘い衝撃が私の体を駆け抜ける。

「社長……」

私は彼をぎゅっと抱きしめた。

「私……こんなに……気持ちよくなって……」

「いいんだ。好きな男に抱かれろ」

吐息が混ざる中で、社長の肌がシャツに零れる。

筋肉質でたくましい体。

頭がおかしくなる。


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