虐げられた末に復讐を終えた王女は、世界で一番幸せな王妃となる
(あとは……)
邪魔な兄たちは、全員無効化した。
残されたのは、この期に及んでもまだこちらを睨みつける元気がある妹と――真っ青な顔で怯える両親だ。
「こ、こんなことをして、ただで済むと思っているのか!?」
「もちろん。許されるべきではないと、よく理解しているわ」
「なら……!」
「すべてが終わったら、私はここを出ていく。そのためには――どうすればいいか、わかるでしょう?」
エクリーユは己の持てる力をすべて披露し、この場を完全に掌握した。
娘に畏怖を抱く父親に怯える次女の姿は、ここにはない。
(息子たちのようにみっともなく頭を垂れ、己の罪を認めなさい)
少女は王が行動に移すまで、静かに待ち続ける。
「く……っ」
彼はしばらく逡巡する様子を見せたが、最終的には観念したようだ。
王座から腰を上げると、床の上に力なく崩れ落ちた。
「あ、あなた……!」
頭を下げた夫に「そんなことをする必要はない」と言わんばかりに寄り添う妻が滑稽だ。
(こうして、夫ではなく……。私に寄り添ってくれたらよかったのに……)
エクリーユは叶わぬ願いを胸にいだきながら、彼らを冷たい瞳で見下した。
邪魔な兄たちは、全員無効化した。
残されたのは、この期に及んでもまだこちらを睨みつける元気がある妹と――真っ青な顔で怯える両親だ。
「こ、こんなことをして、ただで済むと思っているのか!?」
「もちろん。許されるべきではないと、よく理解しているわ」
「なら……!」
「すべてが終わったら、私はここを出ていく。そのためには――どうすればいいか、わかるでしょう?」
エクリーユは己の持てる力をすべて披露し、この場を完全に掌握した。
娘に畏怖を抱く父親に怯える次女の姿は、ここにはない。
(息子たちのようにみっともなく頭を垂れ、己の罪を認めなさい)
少女は王が行動に移すまで、静かに待ち続ける。
「く……っ」
彼はしばらく逡巡する様子を見せたが、最終的には観念したようだ。
王座から腰を上げると、床の上に力なく崩れ落ちた。
「あ、あなた……!」
頭を下げた夫に「そんなことをする必要はない」と言わんばかりに寄り添う妻が滑稽だ。
(こうして、夫ではなく……。私に寄り添ってくれたらよかったのに……)
エクリーユは叶わぬ願いを胸にいだきながら、彼らを冷たい瞳で見下した。