虐げられた末に復讐を終えた王女は、世界で一番幸せな王妃となる
「な、なんで、知って……!」
「エクリーユと俺は、運命の赤い糸で結ばれているからね。あの子が経験したことは、全て知っているんだ」
「意味わかんない……!」
ただでさえ姉に負けて、屈辱的な気分を味わっている最中だ。
そんな中、最愛の人が大嫌いな人間に好意をいだいている素振りを見せたのだ。
彼女が混乱するのも、無理はない。
(爪が甘いね。君が聡明な女性であれば、俺も心変わりしていたかもしれないのに……)
ムガルバイトにとってリシーロという存在は、最愛の妹を傷つけた悪女だ。恋愛感情をいだくなど、あり得ない。
(己の美貌だけでどうにかなると思われるなんて、舐められたものだ……)
完膚無きまでに叩きのめさなければ、後々面倒なことになる。
そう確信した王は、容赦なくリシーロを追い込んでいく。
「あの子を傷つけた君を、俺がなぜそばにおいたと思う?」
「え……? あの女よりもわたしが魅力的で、あなたの妻に相応しい存在だからでしょ?」
彼女は悪びれもなく、あっけらかんと言い放つ。
(凄い自信だな……)
リシーロは自分が優れた存在だと、本気で思っているのだ。
だからこそ、他人の迷惑を顧みずに立ち回れる。
「エクリーユと俺は、運命の赤い糸で結ばれているからね。あの子が経験したことは、全て知っているんだ」
「意味わかんない……!」
ただでさえ姉に負けて、屈辱的な気分を味わっている最中だ。
そんな中、最愛の人が大嫌いな人間に好意をいだいている素振りを見せたのだ。
彼女が混乱するのも、無理はない。
(爪が甘いね。君が聡明な女性であれば、俺も心変わりしていたかもしれないのに……)
ムガルバイトにとってリシーロという存在は、最愛の妹を傷つけた悪女だ。恋愛感情をいだくなど、あり得ない。
(己の美貌だけでどうにかなると思われるなんて、舐められたものだ……)
完膚無きまでに叩きのめさなければ、後々面倒なことになる。
そう確信した王は、容赦なくリシーロを追い込んでいく。
「あの子を傷つけた君を、俺がなぜそばにおいたと思う?」
「え……? あの女よりもわたしが魅力的で、あなたの妻に相応しい存在だからでしょ?」
彼女は悪びれもなく、あっけらかんと言い放つ。
(凄い自信だな……)
リシーロは自分が優れた存在だと、本気で思っているのだ。
だからこそ、他人の迷惑を顧みずに立ち回れる。