虐げられた末に復讐を終えた王女は、世界で一番幸せな王妃となる
「わしの血を引いておらぬ子を産み、王家の子として偽るつもりだったのか!?」
「ご、誤解です! わたくしが肌を許したのは、陛下だけです……!」
「しかし、この娘はいつまで経っても異能を発現出来ぬではないか!」
「そ、それは……!」
「来い!」
「いやあ……! 旦那様! どうか、それだけは……! おやめください……っ!」
誰もが事実を受け入れがたいと苦い顔をする中、怒り狂った王は嫌がる王妃を無理やり連れて行き、罰と称して彼女を寝台に連れ込んだ。
「おいおい。マジかよ。エクリーユって、王家の血を引いてねぇのかよ」
「誰にも似ていないと、思っていたが……」
「つまり、王城の中から黒髪と真紅の瞳の男を探し出せば、本当の父親が見つかるかもしれないってことか」
「そんな目立つ容姿の人なんて、いたかなぁ……?」
家族全員が集まった場所で、両親が言い争いを繰り広げたのがよくなかったのだろう。
兄たちは一斉に、妹へ向ける目の色を変えた。
(どうして……?)
今まであんなにも慈しみ、日々を過ごしてくれたのに。
事実が明らかになった途端、彼らはエクリーユに汚物を見るような視線を向ける。
幼い少女にはその理由が、さっぱり理解できなかった。
「ご、誤解です! わたくしが肌を許したのは、陛下だけです……!」
「しかし、この娘はいつまで経っても異能を発現出来ぬではないか!」
「そ、それは……!」
「来い!」
「いやあ……! 旦那様! どうか、それだけは……! おやめください……っ!」
誰もが事実を受け入れがたいと苦い顔をする中、怒り狂った王は嫌がる王妃を無理やり連れて行き、罰と称して彼女を寝台に連れ込んだ。
「おいおい。マジかよ。エクリーユって、王家の血を引いてねぇのかよ」
「誰にも似ていないと、思っていたが……」
「つまり、王城の中から黒髪と真紅の瞳の男を探し出せば、本当の父親が見つかるかもしれないってことか」
「そんな目立つ容姿の人なんて、いたかなぁ……?」
家族全員が集まった場所で、両親が言い争いを繰り広げたのがよくなかったのだろう。
兄たちは一斉に、妹へ向ける目の色を変えた。
(どうして……?)
今まであんなにも慈しみ、日々を過ごしてくれたのに。
事実が明らかになった途端、彼らはエクリーユに汚物を見るような視線を向ける。
幼い少女にはその理由が、さっぱり理解できなかった。