虐げられた末に復讐を終えた王女は、世界で一番幸せな王妃となる
「皆さんに、とても喜ばしいご報告があるの! 聞いてくださる?」
家族会議は、王族の血を引く人間しか参加できない。
不義の子と呼ばれて蔑まれる第2王女が全身に燃え盛る業火を纏わせて会場内に飛び込む姿を目にして、彼らは戦慄した。
「な……っ。お姉様……?」
「なんだ、その姿は……」
「む、無能が……。なぜ、ここに……」
兄に姿を見せた理由を問われたエクリーユは、この場に不釣り合いな表情をした。
そう。まる黒百合の花が綻ぶような、不吉で妖艶な笑みを――。
「ようやく、異能が開花したんです。皆様。どうぞ、御覧ください! これが私の力。全てを灰にする、炎よ……!」
こうして少女は家族の前で異能を顕現させ――復讐の火蓋が切って落とされたのであった。
家族会議は、王族の血を引く人間しか参加できない。
不義の子と呼ばれて蔑まれる第2王女が全身に燃え盛る業火を纏わせて会場内に飛び込む姿を目にして、彼らは戦慄した。
「な……っ。お姉様……?」
「なんだ、その姿は……」
「む、無能が……。なぜ、ここに……」
兄に姿を見せた理由を問われたエクリーユは、この場に不釣り合いな表情をした。
そう。まる黒百合の花が綻ぶような、不吉で妖艶な笑みを――。
「ようやく、異能が開花したんです。皆様。どうぞ、御覧ください! これが私の力。全てを灰にする、炎よ……!」
こうして少女は家族の前で異能を顕現させ――復讐の火蓋が切って落とされたのであった。