超能力持ち令嬢ですが冷徹理屈屋公爵に「その力を貸してくれ」と言われて偽装結婚することになりました

「ところでテオドール。昨日キミは朝食に毒を盛られたと言っていたけど解決したのかい?」
「……ああ」
「どうやって? 指紋も目撃者もなくてお手上げって言ってたのに? 使用人全員解雇しないと解決しなくない? でもさっき執事長がいたね?」
「……」

無言のテオドールを見て、ユーリは笑顔で大詰めをする。

「僕の推理。方法はわからないけれど、解決したのがシャルロット嬢なんでしょ?」

目を伏せてユーリの言葉を聞いていたテオドールが、ちらりと横目でシャルロットを見やる。

「……言えない理由は、シャルロットとひいては私の身の安全のためだ」

テオドールは言葉を選んで、ユーリに伝えた。

「それほど危険な情報なら、尚更僕にはバラした方がいい。僕なら、うまくフォローができる」

テオドールは思案した。
ユーリにバラした時のメリットとデメリット。
どちらが上回るか。
その様子を見て、ユーリが最後のカードを使った。
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