超能力持ち令嬢ですが冷徹理屈屋公爵に「その力を貸してくれ」と言われて偽装結婚することになりました
第8話 謎の人形事件③
シャルロットは客室を出て、隣のテオドールの部屋のドアをノックする。
「テオドール様、シャルロットです」
「ああ、入りたまえ」
シャルロットが入室すると、ソファーに座って本を読むテオドールの姿が見えた。
テオドールに向かって、シャルロットは頭を下げる。
「テオドール様、今朝はすみませんでした」
「なんのことだ」
「私が声を荒げたことです。色んな感情が混ざって、自分でもコントロールできなくて……」
シャルロットの声が小さくなっていく。
(完全に言い訳だわ。自分の感情のコントロールができないなんて、貴族失格)
テオドールは本を閉じて、目の前に立つシャルロットを見上げる。
「あの後、父上にも怒られた。私は人の気持ちを思いやることが不得手な自覚がある。だから、こうして勉強を始めたのだ」
テオドールが読んでいた本を見せる。
「テオドール様、シャルロットです」
「ああ、入りたまえ」
シャルロットが入室すると、ソファーに座って本を読むテオドールの姿が見えた。
テオドールに向かって、シャルロットは頭を下げる。
「テオドール様、今朝はすみませんでした」
「なんのことだ」
「私が声を荒げたことです。色んな感情が混ざって、自分でもコントロールできなくて……」
シャルロットの声が小さくなっていく。
(完全に言い訳だわ。自分の感情のコントロールができないなんて、貴族失格)
テオドールは本を閉じて、目の前に立つシャルロットを見上げる。
「あの後、父上にも怒られた。私は人の気持ちを思いやることが不得手な自覚がある。だから、こうして勉強を始めたのだ」
テオドールが読んでいた本を見せる。