超能力持ち令嬢ですが冷徹理屈屋公爵に「その力を貸してくれ」と言われて偽装結婚することになりました
◇◇◇◇◇

翌朝。
テオドールとシャルロットは王都に帰るための支度をしていた。
そこに、執事長がやって来た。

「テオドール様にお手紙が届いております」
「む、誰からだ?」

手渡された手紙の送り主を読んだテオドールの眉間に皺が寄る。

「じっくり読まねばならないので、席を外す」

そう言って部屋から出ていった。

(ものすごく険しい顔をしていたけれど、悪い知らせなのかしら)

シャルロットが心配そうにテオドールの背中を見送っていると。

「シャルロット、少しいいかい」

声をかけて来たのは、テオドールの父リチャード。

「ええ、もちろんですわ」

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