超能力持ち令嬢ですが冷徹理屈屋公爵に「その力を貸してくれ」と言われて偽装結婚することになりました
第9話 伝説の晩餐会①
「ゾーヴィス公爵家令嬢ダリラが、『私の方がテオドール様にふさわしい』と夜会で騒いでいるそうだ」
ダリラは金色の髪に琥珀色の目をした、大輪のバラのように華やかな公爵令嬢だ。
結婚相手に同じ公爵かそれ以上を望める立場。
ダリラの周囲にいる結婚適齢期の高位貴族男性は、フォラツ公爵家のユーリとグレイヴン公爵家のテオドールの二人だけ。
社交界の誰もがどちらかと結婚するだろうと思っていたのだ。
(だから私は両親に、テオドール様を視て弱みを握ってダリラ様より前に結婚してしまえと命令されたのよね……)
シャルロットはぼんやりと思い出す。
「家柄で言えばそうでしょうね」
「しかし、グレイヴン公爵夫人が舐められている状況は良くない。晩餐会を開き、貴族達の前で示さねばならん」
「私の振る舞いにかかってるってことですね……!」
「晩餐会の主催は女主人の仕事だからな。私も協力する」
ダリラのことを抜きにしても、晩餐会を開くことは大変だ。
招待客のチョイス・席順・料理の質に内容……ひとつでも間違えたら、あっという間に社交界に知れ渡ってしまう。
シャルロットは小さく溜め息をついた。
ダリラは金色の髪に琥珀色の目をした、大輪のバラのように華やかな公爵令嬢だ。
結婚相手に同じ公爵かそれ以上を望める立場。
ダリラの周囲にいる結婚適齢期の高位貴族男性は、フォラツ公爵家のユーリとグレイヴン公爵家のテオドールの二人だけ。
社交界の誰もがどちらかと結婚するだろうと思っていたのだ。
(だから私は両親に、テオドール様を視て弱みを握ってダリラ様より前に結婚してしまえと命令されたのよね……)
シャルロットはぼんやりと思い出す。
「家柄で言えばそうでしょうね」
「しかし、グレイヴン公爵夫人が舐められている状況は良くない。晩餐会を開き、貴族達の前で示さねばならん」
「私の振る舞いにかかってるってことですね……!」
「晩餐会の主催は女主人の仕事だからな。私も協力する」
ダリラのことを抜きにしても、晩餐会を開くことは大変だ。
招待客のチョイス・席順・料理の質に内容……ひとつでも間違えたら、あっという間に社交界に知れ渡ってしまう。
シャルロットは小さく溜め息をついた。