超能力持ち令嬢ですが冷徹理屈屋公爵に「その力を貸してくれ」と言われて偽装結婚することになりました
シャルロットが伯爵令嬢だった頃は、公爵令嬢であるダリラのことを様付けで呼んでいたのだが、今は公爵夫人のシャルロットの方が立場は上。

ダリラもシャルロットも華やかな微笑を浮かべているが、空気はバチバチとしている。

(早速やり合ってるわ~~!)

マダム達はシャルロットとダリラの後ろで興奮気味に眺める。

「ーーでは、皆様。大食堂にご案内いたしますわ」

シャルロットが笑顔で歩き出す。

「っ!?」

シャルロットの体がぐらりとふらつく。
とっさに支えたのは後ろにいたダリラだった。

「あらぁおかしいですわね。"ドジっ娘"は演技だったはずでは?」

(アンタが後ろから私のドレスの裾を踏んだからよろけたのに!)

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