超能力持ち令嬢ですが冷徹理屈屋公爵に「その力を貸してくれ」と言われて偽装結婚することになりました
静かに会話を聞いていた端の席のマダム達が、シャルロットに聞こえないよう小声で会話を始める。
「ん~~鴨肉美味しい。私の好物をよく調べたわねぇ」
「料理の美味しさに加え、社交界の情報通であることがわかる……」
「やるわね、なかなかの手腕だわ」
侯爵マダム達がシャルロットを褒めるのを聞いたダリラの顔が一瞬歪み、そしてすぐに微笑に戻った。
ダリラはフォークを置いて、横を向く。
「大司教であるヨハン様に、国教についてお聞きしたいことがございますの」
隣に座る大司教ヨハンに笑顔で話しかけるダリラ。
ヨハンは栗色の髪の四十代の柔和な男性だ。
「なんでしょう?」
「国教の教義では離婚は認められませんが、『結婚自体を無効にする』ことは可能ですわよね?」
「ええ、そうですよ」
ダリラはシャルロットの斜め向かいに座っているため、会話はシャルロットにも丸聞こえだ。
(私に対する攻撃のつもりかしら……)
シャルロットは微笑を崩さず、周囲の貴族達と談笑を続けた。
「ん~~鴨肉美味しい。私の好物をよく調べたわねぇ」
「料理の美味しさに加え、社交界の情報通であることがわかる……」
「やるわね、なかなかの手腕だわ」
侯爵マダム達がシャルロットを褒めるのを聞いたダリラの顔が一瞬歪み、そしてすぐに微笑に戻った。
ダリラはフォークを置いて、横を向く。
「大司教であるヨハン様に、国教についてお聞きしたいことがございますの」
隣に座る大司教ヨハンに笑顔で話しかけるダリラ。
ヨハンは栗色の髪の四十代の柔和な男性だ。
「なんでしょう?」
「国教の教義では離婚は認められませんが、『結婚自体を無効にする』ことは可能ですわよね?」
「ええ、そうですよ」
ダリラはシャルロットの斜め向かいに座っているため、会話はシャルロットにも丸聞こえだ。
(私に対する攻撃のつもりかしら……)
シャルロットは微笑を崩さず、周囲の貴族達と談笑を続けた。