超能力持ち令嬢ですが冷徹理屈屋公爵に「その力を貸してくれ」と言われて偽装結婚することになりました
「ノイエ伯爵領を国の領地に替えた今、シャルロット様と結婚を継続する意味がありましょうか?」
ダリラの自信に満ちた声だけが室内に響いた。
他の招待客も雑談をやめて聞き入っているのだ。
招待客達の注目を一心に集めるテオドールが、静かに口を開く。
「ある。シャルロットは私に必要な存在だ」
招待客の男性陣から驚きや戸惑いの声、そして女性陣からは歓声が上がった。
「あらっ政略結婚から愛が芽生えてるじゃない!」
「今日の晩餐会も手際が良いし、テオドール様を支える良妻なのねぇ」
マダム達の冷やかしが聞こえてシャルロットは焦る。
(テオドール様は私のサイコメトリーが必要と言っているだけなのに! 皆はそれを知らないから、誤解してるじゃない!)
そう思いつつも、まるで自分が大切な存在だと言われたようで、うれしさがこみ上げるシャルロット。
頬に熱が集まるのが止まらない。
対照的に、ダリラはまさか断られると思っていなかったのか、ショックで固まっていた。
ここに来て、シャルロットがダリラに話しかける。
「ダリラさん、どこか具合がお悪いのですか? 顔色が悪いし、マリネとオレンジのソルベしか召し上がってらっしゃらなかったし……」
心配そうな声音で尋ねるシャルロット。
それを聞いたマダム達が、誰彼ともなく呟いた。
ダリラの自信に満ちた声だけが室内に響いた。
他の招待客も雑談をやめて聞き入っているのだ。
招待客達の注目を一心に集めるテオドールが、静かに口を開く。
「ある。シャルロットは私に必要な存在だ」
招待客の男性陣から驚きや戸惑いの声、そして女性陣からは歓声が上がった。
「あらっ政略結婚から愛が芽生えてるじゃない!」
「今日の晩餐会も手際が良いし、テオドール様を支える良妻なのねぇ」
マダム達の冷やかしが聞こえてシャルロットは焦る。
(テオドール様は私のサイコメトリーが必要と言っているだけなのに! 皆はそれを知らないから、誤解してるじゃない!)
そう思いつつも、まるで自分が大切な存在だと言われたようで、うれしさがこみ上げるシャルロット。
頬に熱が集まるのが止まらない。
対照的に、ダリラはまさか断られると思っていなかったのか、ショックで固まっていた。
ここに来て、シャルロットがダリラに話しかける。
「ダリラさん、どこか具合がお悪いのですか? 顔色が悪いし、マリネとオレンジのソルベしか召し上がってらっしゃらなかったし……」
心配そうな声音で尋ねるシャルロット。
それを聞いたマダム達が、誰彼ともなく呟いた。