超能力持ち令嬢ですが冷徹理屈屋公爵に「その力を貸してくれ」と言われて偽装結婚することになりました
「酸っぱいものばかり……あ」
「妊娠?」

直後。
ダリラの顔が真っ青になる。

「ええっ!?」

招待客達のほとんどが驚きの声を漏らす中、テオドールだけが「成程、そういうことか」と納得したため、皆が彼を見た。

「ゾーヴィス家ならば、外交官であるユーリの方が結婚相手として利益が高いのに、なぜ私に拘るのか理由がわからなかったがーー」

テオドールがダリラを見下ろす。

「子供の父親の髪や目の色が、私と同じなのではないか?」

ダリラは震えながら俯く。
それが答えだった。





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