超能力持ち令嬢ですが冷徹理屈屋公爵に「その力を貸してくれ」と言われて偽装結婚することになりました
◇◇◇◇◇
《伝説の晩餐会》の翌日。
シャルロットが自室で絵の勉強をしていると、テオドールが帰って来た。
「テオドール様、お帰りなさいませ」
「ゾーヴィス公爵家に行っていた。これがダリラについての調査書類だ」
筆を置いたシャルロットは、渡された書類を読んで目を見開く。
「ダリラの子の父親は、ゾーヴィス家の私兵の一人だったのですか!?」
「ああ、確認のために面会したが、紺色の髪に青い目の20歳の男だった。ダリラとは恋人同士だったそうだ」
調査書に、ダリラはグレイヴン家に嫁ぐ時に自分の専属護衛として恋人を連れていく気だったとあり、シャルロットは呆れた。
(どんだけ図々しいのよ……!)
その私兵は当然、解雇。
ダリラは修道院行きーー実質的な勘当だ。
ダリラの妊娠を知りながらも隠していたゾーヴィス家の専属医師も処罰が下された。
ゾーヴィス公爵夫妻は何も知らなかったらしく、事の顛末をテオドールから聞かされた時、ゾーヴィス夫人はショックで失神してしまった。
ゾーヴィス公爵はグレイヴン公爵夫妻に多大な迷惑をかけたお詫びとして、慰謝料を支払って来た。
「これで、今回の件は終わりだ」
「お疲れ様でした。そういえば、ユーリ様の結婚はどうなるのでしょうか」
ユーリは外交官でありフォラツ公爵家当主のため、年齢や爵位の釣り合いの取れる相手が公爵令嬢であるダリラだけだったのだ。
「ああ、ユーリの新しい妻候補が決定した」
「一体どなたが……?」
《伝説の晩餐会》の翌日。
シャルロットが自室で絵の勉強をしていると、テオドールが帰って来た。
「テオドール様、お帰りなさいませ」
「ゾーヴィス公爵家に行っていた。これがダリラについての調査書類だ」
筆を置いたシャルロットは、渡された書類を読んで目を見開く。
「ダリラの子の父親は、ゾーヴィス家の私兵の一人だったのですか!?」
「ああ、確認のために面会したが、紺色の髪に青い目の20歳の男だった。ダリラとは恋人同士だったそうだ」
調査書に、ダリラはグレイヴン家に嫁ぐ時に自分の専属護衛として恋人を連れていく気だったとあり、シャルロットは呆れた。
(どんだけ図々しいのよ……!)
その私兵は当然、解雇。
ダリラは修道院行きーー実質的な勘当だ。
ダリラの妊娠を知りながらも隠していたゾーヴィス家の専属医師も処罰が下された。
ゾーヴィス公爵夫妻は何も知らなかったらしく、事の顛末をテオドールから聞かされた時、ゾーヴィス夫人はショックで失神してしまった。
ゾーヴィス公爵はグレイヴン公爵夫妻に多大な迷惑をかけたお詫びとして、慰謝料を支払って来た。
「これで、今回の件は終わりだ」
「お疲れ様でした。そういえば、ユーリ様の結婚はどうなるのでしょうか」
ユーリは外交官でありフォラツ公爵家当主のため、年齢や爵位の釣り合いの取れる相手が公爵令嬢であるダリラだけだったのだ。
「ああ、ユーリの新しい妻候補が決定した」
「一体どなたが……?」