超能力持ち令嬢ですが冷徹理屈屋公爵に「その力を貸してくれ」と言われて偽装結婚することになりました

第11話 ユーリの結婚相手①

「コートゥナ王国第三王女のカティア姫殿下だ」
「隣国の王女様……!」

目を見開いて驚くシャルロットに、テオドールは頷く。

「ああ。王女をユーリのような他国の外交官に嫁がせて、国同士の繋がりを強固にしたいのだろう」
「……カティア様、以前式典でお姿を拝見したことがあります。
まっすぐな白銀色の髪に水色の切れ長の瞳が美しい方でした。ユーリ様とお似合いです」

シャルロットが思い出していると、ドアをノックする音が聞こえた。

「旦那様、お客様でございます」
「テオ!」

執事の声の後に現れたのは、ユーリ。
執務室に入って来た彼は、テオドールとシャルロットが座るソファーに腰を下ろす。
すぐにメイドがユーリの前にティーセットを用意し、執務室から出ていった。
三人になったタイミングで、テオドールが話を始める。

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