超能力持ち令嬢ですが冷徹理屈屋公爵に「その力を貸してくれ」と言われて偽装結婚することになりました
「でもカティア様って、美しいけれど無愛想であんまり評判が良くなくて……王太子妃のクリスタ様と不仲の噂もありますわよ」
「えっ!?」
「クリスタ様がキルケ王子の面倒をカティア様に見させてるとかで、カティア様がたびたびクリスタ様を睨んでるって噂を聞きましてよ」
「キルケ王子ってわんぱくだから大変そうよねぇ」
(カティア様が甥を叩く理由がわからなかったけれど、噂が本当ならこれが『動機』なのかも……?)
シャルロットはその後も時折紅茶を飲みケーキを食べながら、マダム達と歓談をして情報を集めた。
その日の夜。
「テオドール様、お帰りなさいませ。ユーリ様、いらっしゃいませ」
帰宅したテオドールと共にユーリもいたので、三人で執務室に行くことに。
人数分のコーヒーと焼き菓子をテーブルに置いたメイドが退出すると、テオドールがシャルロットの方を向く。
「シャルロット、トレーズ侯爵夫人のお茶会はどうだったんだ?」
シャルロットは聞いた話をそのまま二人に話した。
「へえ~、カティア王女とクリスタ王太子妃が不仲って噂が流れてるのか」
「どうなんだ? 王宮に一番出入りしているユーリから見て」
「不仲かどうかはわからないけど、最近クリスタ王太子妃の体調があまり良くなさげなんだよねぇ」
「あっ、それでカティア様がキルケ王子のお世話をしているんでしょうか?」
「王子の世話は専属メイドや教育係がいるはずだが。
そもそも、もしキルケ王子がカティア王女に暴力を振るわれているとしたら、周囲に訴えるのでは」
「うーん、弱味を握られているとか?」
「憶測を重ねてもわからないことはわからんな」
テオドールは腕を組んで目を閉じた。
「えっ!?」
「クリスタ様がキルケ王子の面倒をカティア様に見させてるとかで、カティア様がたびたびクリスタ様を睨んでるって噂を聞きましてよ」
「キルケ王子ってわんぱくだから大変そうよねぇ」
(カティア様が甥を叩く理由がわからなかったけれど、噂が本当ならこれが『動機』なのかも……?)
シャルロットはその後も時折紅茶を飲みケーキを食べながら、マダム達と歓談をして情報を集めた。
その日の夜。
「テオドール様、お帰りなさいませ。ユーリ様、いらっしゃいませ」
帰宅したテオドールと共にユーリもいたので、三人で執務室に行くことに。
人数分のコーヒーと焼き菓子をテーブルに置いたメイドが退出すると、テオドールがシャルロットの方を向く。
「シャルロット、トレーズ侯爵夫人のお茶会はどうだったんだ?」
シャルロットは聞いた話をそのまま二人に話した。
「へえ~、カティア王女とクリスタ王太子妃が不仲って噂が流れてるのか」
「どうなんだ? 王宮に一番出入りしているユーリから見て」
「不仲かどうかはわからないけど、最近クリスタ王太子妃の体調があまり良くなさげなんだよねぇ」
「あっ、それでカティア様がキルケ王子のお世話をしているんでしょうか?」
「王子の世話は専属メイドや教育係がいるはずだが。
そもそも、もしキルケ王子がカティア王女に暴力を振るわれているとしたら、周囲に訴えるのでは」
「うーん、弱味を握られているとか?」
「憶測を重ねてもわからないことはわからんな」
テオドールは腕を組んで目を閉じた。