クール王子は愛したがり
Ⅴ

〜藤乃 side〜

アヤは嫉妬深くて、独占欲が強い。

でも私からすれば、それは結構嬉しかったりする。


「――――休講か…」

突然、講義が休みになった。

どうしよう……
ぽっかり二時間分あいた。
しかも、お昼ご飯の時間を挟んでの二時間分の講義がない。

一度帰って、また来ることも考えたが……

「めんどくさい…」

なので私は、駅まで戻り駅ビルでショッピングをすることにした。

もう夏に入るので、お気に入りのアパレル店に向かった。

ブラウスとスカートを買い、次はジュエリー店に向かった。

可愛いイアリングを見つけた。

買おうと思い、それを取り、他の商品を見て回る。

綺麗なペアピアスを見つけた。

(私も、ピアス出来たらなぁ…)

アヤとペアでピアスをつけたくて、アヤにピアスホールをあけてもらおうとしたことがある。
でも、怖くなって結局出来なかったのだ。


『………フジ?いい?』

『ん…
あ!ま、待って…!』

『大丈夫だよ?
すぐに終わるし、そこまで痛くない』

『うぅ…』

『………』

『……っ…』

『フジ、泣かないでよ』

『だ、だって…こ、怖い…』

『じゃあ…やめる?』

『あ…でも……』

『そもそも急にどうしたの?
ピアスあけるなんて』

『………アヤとペアピアスしたくて…』

『え…//////
そんなこと考えてくれたの?』

『……//////』

『ほんっと…可愛いね//////
そうゆうところも大好き』


……………あの後結局あけれなくて、ネックレスを買いに行ったんだよね(笑)

思い出して、思わずニヤけていると……

「なーに、ニヤけてんの〜?
エロいことでも考えてるの〜?(笑)」

「……っえ!?
ぜ、善くん!!?」

「藤ちゃん、お疲れ!」

善くんが顔を覗き込んでいた。

「う、うん」

「大学は?
珍しいね!いつもは、あーちゃんとセットなのに(笑)」

「あ…急に講義が休みになったの。
結構、時間があいたからプラプラしてたの」

「そっか!
…………あ!じゃあ、ランチ一緒しない?」

「え?あ…」


ど、どうしよう……



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