クール王子は愛したがり

〜藤乃 side〜

アヤは嫉妬深くて、独占欲が強い。

でも私からすれば、それは結構嬉しかったりする。


「――――休講か…」

突然、講義が休みになった。

どうしよう……
ぽっかり二時間分あいた。
しかも、お昼ご飯の時間を挟んでの二時間分の講義がない。

一度帰って、また来ることも考えたが……

「めんどくさい…」

なので私は、駅まで戻り駅ビルでショッピングをすることにした。

もう夏に入るので、お気に入りのアパレル店に向かった。

ブラウスとスカートを買い、次はジュエリー店に向かった。

可愛いイアリングを見つけた。

買おうと思い、それを取り、他の商品を見て回る。

綺麗なペアピアスを見つけた。

(私も、ピアス出来たらなぁ…)

アヤとペアでピアスをつけたくて、アヤにピアスホールをあけてもらおうとしたことがある。
でも、怖くなって結局出来なかったのだ。


『………フジ?いい?』

『ん…
あ!ま、待って…!』

『大丈夫だよ?
すぐに終わるし、そこまで痛くない』

『うぅ…』

『………』

『……っ…』

『フジ、泣かないでよ』

『だ、だって…こ、怖い…』

『じゃあ…やめる?』

『あ…でも……』

『そもそも急にどうしたの?
ピアスあけるなんて』

『………アヤとペアピアスしたくて…』

『え…//////
そんなこと考えてくれたの?』

『……//////』

『ほんっと…可愛いね//////
そうゆうところも大好き』


……………あの後結局あけれなくて、ネックレスを買いに行ったんだよね(笑)

思い出して、思わずニヤけていると……

「なーに、ニヤけてんの〜?
エロいことでも考えてるの〜?(笑)」

「……っえ!?
ぜ、善くん!!?」

「藤ちゃん、お疲れ!」

善くんが顔を覗き込んでいた。

「う、うん」

「大学は?
珍しいね!いつもは、あーちゃんとセットなのに(笑)」

「あ…急に講義が休みになったの。
結構、時間があいたからプラプラしてたの」

「そっか!
…………あ!じゃあ、ランチ一緒しない?」

「え?あ…」


ど、どうしよう……



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