クール王子は愛したがり
「ネックレスを取りに来たんだけど」
アヤが対応しているのを、背中から聞いている私。
「はい。
では、ご購入時にお渡しした伝票があると思うのですが……」
従業員さんにそう言われると、アヤが「フジ、伝票は?」と微笑んだ。
「う、うん」
財布に入れていた伝票を渡す。
それを見て、従業員さんが裏にネックレスを取りに行っている間、アヤに言った。
「アヤ」
「ん?待ってて、もうすぐだから」
「あ、いや…
メッセージの確認は、私がするから後ろにいて?」
「は?ダメ!」
「でも、アヤにプレゼントするのは私だし…」
「だったら、今見てもいいだろ?」
嫉妬深い、アヤ。
相手が女性なら、ここまでなかったのだろう。
だからといって、やはりちゃんとしたのをアヤにプレゼントしたい。
「ちゃんと包んでもらった物を渡したい!」
アヤを見上げて力強く言うと、アヤは少し考えて「わかった」と渋々引いてくれた。
従業員さんが戻ってきて、ネックレスと刻印の確認をする。
そして包んでもらっていると、別の男性の従業員さんが声をかけてきた。
「先程はほんとすみませんでした…!」
そう言って、頭を下げてきた。
「あ、いえ、本当に大丈夫ですよ!」
この従業員さんは、さっきイアリングとネックレスを買った時対応してくれた人。
会計の時に、私と私の後の人との商品を間違えて会計してしまい、危うく倍以上の値段にする指輪を買わされるところだったのだ。
新人さんなのか、その時も何度も謝ってくれて、今も頭を下げてきている。
誰にだって間違いはあるし、とにかく気にしないでほしくて安心させるように笑顔を向けたのだけれど………
「………なんであんな奴に微笑むの!!?」
アヤの嫉妬に火をつけてしまった――――――
アヤが対応しているのを、背中から聞いている私。
「はい。
では、ご購入時にお渡しした伝票があると思うのですが……」
従業員さんにそう言われると、アヤが「フジ、伝票は?」と微笑んだ。
「う、うん」
財布に入れていた伝票を渡す。
それを見て、従業員さんが裏にネックレスを取りに行っている間、アヤに言った。
「アヤ」
「ん?待ってて、もうすぐだから」
「あ、いや…
メッセージの確認は、私がするから後ろにいて?」
「は?ダメ!」
「でも、アヤにプレゼントするのは私だし…」
「だったら、今見てもいいだろ?」
嫉妬深い、アヤ。
相手が女性なら、ここまでなかったのだろう。
だからといって、やはりちゃんとしたのをアヤにプレゼントしたい。
「ちゃんと包んでもらった物を渡したい!」
アヤを見上げて力強く言うと、アヤは少し考えて「わかった」と渋々引いてくれた。
従業員さんが戻ってきて、ネックレスと刻印の確認をする。
そして包んでもらっていると、別の男性の従業員さんが声をかけてきた。
「先程はほんとすみませんでした…!」
そう言って、頭を下げてきた。
「あ、いえ、本当に大丈夫ですよ!」
この従業員さんは、さっきイアリングとネックレスを買った時対応してくれた人。
会計の時に、私と私の後の人との商品を間違えて会計してしまい、危うく倍以上の値段にする指輪を買わされるところだったのだ。
新人さんなのか、その時も何度も謝ってくれて、今も頭を下げてきている。
誰にだって間違いはあるし、とにかく気にしないでほしくて安心させるように笑顔を向けたのだけれど………
「………なんであんな奴に微笑むの!!?」
アヤの嫉妬に火をつけてしまった――――――