クール王子は愛したがり
京滋以外、俺達はフリーズしていた。
そしてリンが「ゼンの子だよ」と、少し切ない顔で言った。
ゼンは頭を整理しきれないようで、まだ固まっている。
リンはそのまま、話を続ける。
「ゼン、私ね」
「…………あ…あ、あぁ」
我に返ったようにまたゼンがリンを見る。
「妊娠のこと知った時、純粋に“嬉しかった”」
「リン…」
「産みたいの。
でも、ゼンのこと振って京滋のとこに行ったのは私。
だから、ゼンに責任を押しつけるつもりはない。
私一人で育てる!
ただ…一つだけ、聞いてもい?」
「ん?」
「私、産んでもいい?」
「当たり前じゃん!
それに、責任は取る………ってゆうか…
俺も一緒に育てたい…!!」
「それって……
結婚してくれるってこと?」
「もちろん!!」
窺うようなリンに、ゼンは大きく頷きながら微笑んだ。
すると、フジが大きな拍手をし始めた。
「おめでとう!!
琳ちゃん、善くん!」
そして、フジは泣いていた。
ボロボロ涙を流しながら、何度も「よかったね!おめでとう!」と笑っていた。
それにつられるように、リンも泣き出し、何故か京滋も泣き出して、ゼンまで泣き出す。
そして俺は、どこか冷めた顔で四人を見ていた。
「―――――……ほんっっっと、冷たい男ね…!!(笑)」
漸くみんな落ち着いて、リンが怪訝そうに俺に言う。
「は?」
「みんなで感動してるところに、一人だけ冷めた顔しちゃってさ!」
「だって、興味ないから」
「はぁ…」
「フジが妊娠したら、泣くけどね」
「フッ…そうよね(笑)
絢世は“オンリー・フジ”だもんね〜(笑)」
「あぁ、そうだよ。
俺はフジだけいればいい」
「京滋とは真逆ね(笑)」
「フフ…そうだね(笑)」
リンと京滋が微笑み合う。
すると、ゼンが二人の間に割り込むように座った。
「リン、飲み物ねぇじゃん。どうする?
温かいもんがいいよな?」
「え?あ、そうね。
じゃあ…普通に熱いお茶で。
フジは?」
「あ…私もお茶にする」
「え?飲まないの?
フジ、嫌いじゃないでしょ?」
「あ…えーと…
今日は、これで大丈夫かな」
フジがリンの顔を窺うように言う。
あ、これは………
「フジ(藤ちゃん)(藤乃)!
リン(私)(琳子)に気を遣わなくていいんだよ?」
俺達四人の声が、綺麗に響いた。
そしてリンが「ゼンの子だよ」と、少し切ない顔で言った。
ゼンは頭を整理しきれないようで、まだ固まっている。
リンはそのまま、話を続ける。
「ゼン、私ね」
「…………あ…あ、あぁ」
我に返ったようにまたゼンがリンを見る。
「妊娠のこと知った時、純粋に“嬉しかった”」
「リン…」
「産みたいの。
でも、ゼンのこと振って京滋のとこに行ったのは私。
だから、ゼンに責任を押しつけるつもりはない。
私一人で育てる!
ただ…一つだけ、聞いてもい?」
「ん?」
「私、産んでもいい?」
「当たり前じゃん!
それに、責任は取る………ってゆうか…
俺も一緒に育てたい…!!」
「それって……
結婚してくれるってこと?」
「もちろん!!」
窺うようなリンに、ゼンは大きく頷きながら微笑んだ。
すると、フジが大きな拍手をし始めた。
「おめでとう!!
琳ちゃん、善くん!」
そして、フジは泣いていた。
ボロボロ涙を流しながら、何度も「よかったね!おめでとう!」と笑っていた。
それにつられるように、リンも泣き出し、何故か京滋も泣き出して、ゼンまで泣き出す。
そして俺は、どこか冷めた顔で四人を見ていた。
「―――――……ほんっっっと、冷たい男ね…!!(笑)」
漸くみんな落ち着いて、リンが怪訝そうに俺に言う。
「は?」
「みんなで感動してるところに、一人だけ冷めた顔しちゃってさ!」
「だって、興味ないから」
「はぁ…」
「フジが妊娠したら、泣くけどね」
「フッ…そうよね(笑)
絢世は“オンリー・フジ”だもんね〜(笑)」
「あぁ、そうだよ。
俺はフジだけいればいい」
「京滋とは真逆ね(笑)」
「フフ…そうだね(笑)」
リンと京滋が微笑み合う。
すると、ゼンが二人の間に割り込むように座った。
「リン、飲み物ねぇじゃん。どうする?
温かいもんがいいよな?」
「え?あ、そうね。
じゃあ…普通に熱いお茶で。
フジは?」
「あ…私もお茶にする」
「え?飲まないの?
フジ、嫌いじゃないでしょ?」
「あ…えーと…
今日は、これで大丈夫かな」
フジがリンの顔を窺うように言う。
あ、これは………
「フジ(藤ちゃん)(藤乃)!
リン(私)(琳子)に気を遣わなくていいんだよ?」
俺達四人の声が、綺麗に響いた。