クール王子は愛したがり
「小津って、ほんとしつこいね…」
行ってしまった絢世を見届けて、善一郎が小津に呆れたように言った。
「………」
「同窓会、あーちゃんに声かけない方がいいよ」
「………は?」
「これは、警告だよ」
善一郎もそう言って、その場を後にした。
一方の絢世と藤乃。
その日の夕方。
「はぁ…フジ、僕行きたくない…」
絢世が珍しく駄々をこねていた。
「でもアヤ、せっかくだし…ね?」
藤乃は、出来れば“行ってほしい”と思っていた。
その理由は……
藤乃も二週間後に、高校の同窓会があるからだ。
もしここで絢世が行かないと、これを理由に藤乃も行かせてもらえないと思ったからだ。
『僕は行かなかったんだから、フジも行かないでよ』
そう言われないように、先手を打ったのだ。
絢世は、心底嫌そうに玄関に向かう。
それをついて行き、絢世に「気をつけてね」と声をかける藤乃。
「フジ。できる限り早く帰るから、起きて待っててね」
そう言って、頭を撫でる絢世。
「……//////」
そして玄関ドアを開けようとする絢世を「あ、アヤ…!」と咄嗟に呼び留める。
「ん?」
「あ、あの…
………ほんと…気をつけてね…?」
「ん?
大丈夫だよ?
前にも言ったように、襲われそうになったら正当防衛で殺るからって」
「あ!そうじゃなくて……
いや、それもだけど……」
「ん?じゃあ何?」
「あのね?
同窓会、女の子もいるでしょ?
小津さんとか…
………だから、なんて言うか……
アヤにその気がなくても、言い寄られたりとかするかもでしょ?」
「…………
………フッ…」
絢世は少し固まって、笑い出した。
「え?え?なんで、笑うの…!」
「可愛いなって思って…!」
「だ、だって…//////」
「そんなに心配なら、行かなくていいのに」
「いや、それはそれで…その…」
「フフ…
わかった!気をつけるよ。
ゼンとか、とにかく男とだけ話すようにする。
大丈夫だから、心配しないで?」
絢世は安心させるように微笑んで、今度こそ玄関ドアを開け出ていった。
行ってしまった絢世を見届けて、善一郎が小津に呆れたように言った。
「………」
「同窓会、あーちゃんに声かけない方がいいよ」
「………は?」
「これは、警告だよ」
善一郎もそう言って、その場を後にした。
一方の絢世と藤乃。
その日の夕方。
「はぁ…フジ、僕行きたくない…」
絢世が珍しく駄々をこねていた。
「でもアヤ、せっかくだし…ね?」
藤乃は、出来れば“行ってほしい”と思っていた。
その理由は……
藤乃も二週間後に、高校の同窓会があるからだ。
もしここで絢世が行かないと、これを理由に藤乃も行かせてもらえないと思ったからだ。
『僕は行かなかったんだから、フジも行かないでよ』
そう言われないように、先手を打ったのだ。
絢世は、心底嫌そうに玄関に向かう。
それをついて行き、絢世に「気をつけてね」と声をかける藤乃。
「フジ。できる限り早く帰るから、起きて待っててね」
そう言って、頭を撫でる絢世。
「……//////」
そして玄関ドアを開けようとする絢世を「あ、アヤ…!」と咄嗟に呼び留める。
「ん?」
「あ、あの…
………ほんと…気をつけてね…?」
「ん?
大丈夫だよ?
前にも言ったように、襲われそうになったら正当防衛で殺るからって」
「あ!そうじゃなくて……
いや、それもだけど……」
「ん?じゃあ何?」
「あのね?
同窓会、女の子もいるでしょ?
小津さんとか…
………だから、なんて言うか……
アヤにその気がなくても、言い寄られたりとかするかもでしょ?」
「…………
………フッ…」
絢世は少し固まって、笑い出した。
「え?え?なんで、笑うの…!」
「可愛いなって思って…!」
「だ、だって…//////」
「そんなに心配なら、行かなくていいのに」
「いや、それはそれで…その…」
「フフ…
わかった!気をつけるよ。
ゼンとか、とにかく男とだけ話すようにする。
大丈夫だから、心配しないで?」
絢世は安心させるように微笑んで、今度こそ玄関ドアを開け出ていった。