酸いも甘いも煌めいて
「家バレするとまずいから登校は別ね、ごめん、一緒に行ってやれなくて」


「大丈夫ですよ」


「それに陰キャの俺と登校したら莉々困るでしょ」


「なんでですか?」



「あー、今は別、ちゃんともう少ししたら一緒に行こ」



「そういえば莉々友達いるの?」




「……いないです」




「そっか…寂しくなったらいつもの教室おいで」




頭を撫でて柔らかな笑みを浮かべる。




「GPSは付けたから登下校別でも安心だからね」




「そんな子供じゃないのに」



「莉々は天使だからね」



「天使?」




「甘やかしたいってこと」




いじわるに微笑む睦月先輩は今日も変装する。
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