『不倫してた女ですが、泣いてもいいですか?』
2 ◇仁王立ちする女
今日も奥さんを出張とだまし、ふたりしてホテルでイチャコラして
出て来たところ。
「これからどうする?」
「お酒でも飲みに行きますか」
「いいね。賛成~」
そんな会話を交わしながら私たちは大通りを抜けて細い路地に入る。
路地を抜けて少し歩くと、行き慣れてるバーが見えてくるはず。
『えっ?』
隣を歩いていたはずの岡島くんの動きがピタッと止まった。
顔を上げると、知らない女性が仁王立ちしている。
女性は怖い顔をして岡島くんの顔を凝視している。
「何してんの?」
女性が訊いてきた。
「どうして……ここに」
若干焦り気味の彼。
「コイッ、誰?」
女性は私のことを『コイッ』呼ばわりする。
なんで、そんなに怒ってるの?
「あんた、海外出張が伸びたって言ってたよね? なのにどうして日本に
いるわけ? しかも女と一緒にここにいるってなに? 私を騙して浮気してたの?」
『ヤバイ。奥さん……かな?』
「浮気じゃないよ。こっちは会社の同僚で仕事だよ。仕事の打ち合わせしてるだけじゃないか。
浮気だなんて変なこと言うなって」
『岡島くんが、上手いこと言って今の難から逃れようとしてる。
逆に私はバレても構わないんだけどなぁ~。ちょうどいいじゃん』
「しょうもない嘘ついても駄目だからね。
こっちは探偵を雇って調べてるの。出張って嘘ついてこの女とずっと浮気続けてたのは
分かってんのよ。正直に言いなよ。浮気してたんでしょ?」
「だから、してないって浮気じゃなくて仕事、し・ご・ご・と。分かる?」
奥さんと岡島くんとの押し問答が続く。
今日も奥さんを出張とだまし、ふたりしてホテルでイチャコラして
出て来たところ。
「これからどうする?」
「お酒でも飲みに行きますか」
「いいね。賛成~」
そんな会話を交わしながら私たちは大通りを抜けて細い路地に入る。
路地を抜けて少し歩くと、行き慣れてるバーが見えてくるはず。
『えっ?』
隣を歩いていたはずの岡島くんの動きがピタッと止まった。
顔を上げると、知らない女性が仁王立ちしている。
女性は怖い顔をして岡島くんの顔を凝視している。
「何してんの?」
女性が訊いてきた。
「どうして……ここに」
若干焦り気味の彼。
「コイッ、誰?」
女性は私のことを『コイッ』呼ばわりする。
なんで、そんなに怒ってるの?
「あんた、海外出張が伸びたって言ってたよね? なのにどうして日本に
いるわけ? しかも女と一緒にここにいるってなに? 私を騙して浮気してたの?」
『ヤバイ。奥さん……かな?』
「浮気じゃないよ。こっちは会社の同僚で仕事だよ。仕事の打ち合わせしてるだけじゃないか。
浮気だなんて変なこと言うなって」
『岡島くんが、上手いこと言って今の難から逃れようとしてる。
逆に私はバレても構わないんだけどなぁ~。ちょうどいいじゃん』
「しょうもない嘘ついても駄目だからね。
こっちは探偵を雇って調べてるの。出張って嘘ついてこの女とずっと浮気続けてたのは
分かってんのよ。正直に言いなよ。浮気してたんでしょ?」
「だから、してないって浮気じゃなくて仕事、し・ご・ご・と。分かる?」
奥さんと岡島くんとの押し問答が続く。