黒弁護士は夜咲く桜を独占する~過保護な愛に溶かされて~
確信すると同時に悲しいような淋しいような、なんとも言えない気持ちになった。
苦手ではあったけれど同期だし、よくこうやって一緒にお昼を食べる仲で、他の同僚よりは多少、親密な感情を持っていた。
けれど彼女にとって私は、邪魔だと思えば簡単に陥れられるくらいの人間だったのだ。
「嫌」
静かに、けれどきっぱりと彼女に告げる。
「えー、晴貴だって夜桜が会社の金使い込んでたって知ったら、別れるに決まってるじゃない?」
言葉もかわしたことのない晴貴さんを呼び捨てにする篠木さんに虫唾が走る。
「私は使い込みとかしてない。
晴貴さんもきっと信じてくれる」
「えー、そーかなー?
だって、査問会に呼ばれてるんでしょ、夜桜。
もう犯人確定じゃん!」
おかしくもないのに彼女がケラケラと軽い調子で笑う。
告発文を全部署に当ててファックスなんてしたのは、そうやって私を犯人に仕立てやすくするためか。
「私は私の無実を証明してみせる」
「まあ、無駄だと思うけど」
急に真顔になり、篠木さんは味噌汁を啜った。
彼女を無視して立ち上がる。
「さて、どうするか……」
苦手ではあったけれど同期だし、よくこうやって一緒にお昼を食べる仲で、他の同僚よりは多少、親密な感情を持っていた。
けれど彼女にとって私は、邪魔だと思えば簡単に陥れられるくらいの人間だったのだ。
「嫌」
静かに、けれどきっぱりと彼女に告げる。
「えー、晴貴だって夜桜が会社の金使い込んでたって知ったら、別れるに決まってるじゃない?」
言葉もかわしたことのない晴貴さんを呼び捨てにする篠木さんに虫唾が走る。
「私は使い込みとかしてない。
晴貴さんもきっと信じてくれる」
「えー、そーかなー?
だって、査問会に呼ばれてるんでしょ、夜桜。
もう犯人確定じゃん!」
おかしくもないのに彼女がケラケラと軽い調子で笑う。
告発文を全部署に当ててファックスなんてしたのは、そうやって私を犯人に仕立てやすくするためか。
「私は私の無実を証明してみせる」
「まあ、無駄だと思うけど」
急に真顔になり、篠木さんは味噌汁を啜った。
彼女を無視して立ち上がる。
「さて、どうするか……」