黒弁護士は夜咲く桜を独占する~過保護な愛に溶かされて~
軽くキスされ、熱い顔で手を振って彼を見送った。

薬が効いてきて少し眠ったが、目が覚めると暇になる。

「タブレット、貸してくれてよかった」

携帯がないのは不便だろうと、晴貴さんがタブレットを貸してくれたので助かる。

「SNSはやってないのかな」

借りたタブレットはブラウザと動画配信サブスク、それに最初から入っていたであろう基本的なアプリしかない。
人様のタブレットに勝手にアプリを入れるのには躊躇したが、用が終わったら消すのでと言い訳してダウンロードした。

「うわぁ……」

ログインして、篠木さんのアカウントを開く。
彼女のタイムラインを確認して、見なきゃよかったと後悔した。
篠木さんが私のことをずっと投稿している。

【同期が横領してて迷惑ー。
同期ってだけでこっちも疑われてるんですけどー?】

【おとなしそうな顔して裏で派手に遊んでるっぽかったし。
絶対、浮気どころか何股もしてるって】

事実と違う酷い投稿が数々されていて、頭がくらくらしてくる。

「知り合い以上友達未満くらいには思ってたんだけどな……」

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