黒弁護士は夜咲く桜を独占する~過保護な愛に溶かされて~
ローエンドモデルの携帯を見ていた私の手から奪い、ハイエンド機の見本を晴貴さんが持たせる。
「えっ、と……」
絶対にSNSを見ない約束の下、タブレットをまた貸してくれたので今の携帯を解約したらどうなるか調べたらかなりの額でくらくらした。
月々は安いからと分割プラス残価設定のプランで買わなきゃよかったと後悔したくらいだ。
それもあって機種代はとにかく押さえたい。
動きが遅くても最低限のことができればこの際、文句は言わない。
「僕にプレゼントさせて」
私が断るのを封じるように彼は提案してきた。
「こんな高いもの、買ってもらうわけにはいきません!」
手に持っていた携帯を晴貴さんに押しつける。
「んー、じゃあ退職祝い」
少し悩んだあと、彼がさらに提案してくる。
「あんな会社を辞められたお祝い。
……まあ、正確にはまだ辞められてないけど」
肩を落とし、彼ははぁっと憂鬱なため息をついた。
晴貴さんがあれこれ手を打っているが、会社側はむちゃくちゃな理屈で私の退職を認めないらしい。
「ご迷惑をおかけしてすみません」
思わず、晴貴さんに謝っていた。
「えっ、と……」
絶対にSNSを見ない約束の下、タブレットをまた貸してくれたので今の携帯を解約したらどうなるか調べたらかなりの額でくらくらした。
月々は安いからと分割プラス残価設定のプランで買わなきゃよかったと後悔したくらいだ。
それもあって機種代はとにかく押さえたい。
動きが遅くても最低限のことができればこの際、文句は言わない。
「僕にプレゼントさせて」
私が断るのを封じるように彼は提案してきた。
「こんな高いもの、買ってもらうわけにはいきません!」
手に持っていた携帯を晴貴さんに押しつける。
「んー、じゃあ退職祝い」
少し悩んだあと、彼がさらに提案してくる。
「あんな会社を辞められたお祝い。
……まあ、正確にはまだ辞められてないけど」
肩を落とし、彼ははぁっと憂鬱なため息をついた。
晴貴さんがあれこれ手を打っているが、会社側はむちゃくちゃな理屈で私の退職を認めないらしい。
「ご迷惑をおかけしてすみません」
思わず、晴貴さんに謝っていた。