黒弁護士は夜咲く桜を独占する~過保護な愛に溶かされて~
「いいから。
僕の気持ち。
それにほら、会社辞めてから大変だっただろ?
だからこれくらいさせて」
周囲を見渡して誰も見ていないのを確認し、彼は私の額に口づけを落としてきた。
「ううっ。
気持ちは嬉しいので、じゃあ。
でもこのお金はあとで、絶対に返しますから!」
「えー、いいよー」
不満げに彼は唇を尖らせてみせたが、か、可愛くない……とも。
「それで新しい通勤着でも買ってくれ。
なにしろうちの事務所の女性は全員、オシャレだからな」
「うっ」
今まで大手量販店の服で済ませていた私としてはなに言えなくなる。
確かに彼の言うとおり、事務所にいた女性はみんな上品でオシャレな服を着ていた。
「僕からの就職祝い。
あ、悪い、そろそろ行かないと約束に間に合わなくなる。
終わったら連絡する」
「はい。
ありがとうございました」
去って行く彼を、手を振って見送る。
「とりあえず服、見に行こうかな」
もうすぐあんな素敵な職場で働けるのだと思うと、わくわくしていた。
僕の気持ち。
それにほら、会社辞めてから大変だっただろ?
だからこれくらいさせて」
周囲を見渡して誰も見ていないのを確認し、彼は私の額に口づけを落としてきた。
「ううっ。
気持ちは嬉しいので、じゃあ。
でもこのお金はあとで、絶対に返しますから!」
「えー、いいよー」
不満げに彼は唇を尖らせてみせたが、か、可愛くない……とも。
「それで新しい通勤着でも買ってくれ。
なにしろうちの事務所の女性は全員、オシャレだからな」
「うっ」
今まで大手量販店の服で済ませていた私としてはなに言えなくなる。
確かに彼の言うとおり、事務所にいた女性はみんな上品でオシャレな服を着ていた。
「僕からの就職祝い。
あ、悪い、そろそろ行かないと約束に間に合わなくなる。
終わったら連絡する」
「はい。
ありがとうございました」
去って行く彼を、手を振って見送る。
「とりあえず服、見に行こうかな」
もうすぐあんな素敵な職場で働けるのだと思うと、わくわくしていた。