黒弁護士は夜咲く桜を独占する~過保護な愛に溶かされて~
「ああ。
日頃、事務員たちにはお世話になっていますからね。
こういうときは我々が感謝を込めて労うんですよ」
私が不思議そうな顔をしていたからか、所長が説明してくれる。
先生方は当たり前って感じでやっていて、本当にいい職場に就職できたんだと実感した。
「なんで誰も取り分けてくれないんだ!」
「食べたいのなら勝手に食べたらいかがですか?
子供じゃないんだし」
……ただ、誰も相手をしてくれなくてキレ散らかしている憲吾先生に、素っ気ない態度が取れる斉藤さんは強いと思う。
座も温まってきて、外部の先生方を紹介してくれた。
……晴貴さん、が。
斉藤さんがしてくれる予定だったのが、晴貴さんが「僕がするからいい」と断ってしまった。
「夜桜さん。
こちら、松本先生。
僕よりずっと先輩の大先生だ」
最後に紹介してくれたのは白髪のおじいちゃんだった。
……うん。
小柄で、丸っこい眼鏡をかけていて、近所のおじいちゃんって感じがする。
大先生とか言われても年以外では信じられない。
「ああ。
お噂はかねがね」
ふふっと意味深に松本先生は笑ったが、なにを聞いているのか非常に心配になった。
日頃、事務員たちにはお世話になっていますからね。
こういうときは我々が感謝を込めて労うんですよ」
私が不思議そうな顔をしていたからか、所長が説明してくれる。
先生方は当たり前って感じでやっていて、本当にいい職場に就職できたんだと実感した。
「なんで誰も取り分けてくれないんだ!」
「食べたいのなら勝手に食べたらいかがですか?
子供じゃないんだし」
……ただ、誰も相手をしてくれなくてキレ散らかしている憲吾先生に、素っ気ない態度が取れる斉藤さんは強いと思う。
座も温まってきて、外部の先生方を紹介してくれた。
……晴貴さん、が。
斉藤さんがしてくれる予定だったのが、晴貴さんが「僕がするからいい」と断ってしまった。
「夜桜さん。
こちら、松本先生。
僕よりずっと先輩の大先生だ」
最後に紹介してくれたのは白髪のおじいちゃんだった。
……うん。
小柄で、丸っこい眼鏡をかけていて、近所のおじいちゃんって感じがする。
大先生とか言われても年以外では信じられない。
「ああ。
お噂はかねがね」
ふふっと意味深に松本先生は笑ったが、なにを聞いているのか非常に心配になった。