黒弁護士は夜咲く桜を独占する~過保護な愛に溶かされて~
これで反論できないだろとばかりに醜く頬を歪ませ、憲吾先生はにたりと笑った。
奥歯に力が入りすぎて、頭痛がしてくる。
彼は私が篠木さんから受けた仕打ちを知らないのだろうか。
「本気で問題ないと思っているんですか。
少なくとも彼女はこの件の関係者です。
頼まれたからといって、同じ事務所内で軽々しく引き受けていいわけがない」
「なんだとっ!
オレはちゃんと考えて引き受けたんだ!」
晴貴さんに軽蔑するような視線を送られた憲吾先生が声を荒らげ、心臓が縮み上がった。
「どこがですか。
まともな弁護士ならこんな依頼、受けません。
事務所の信用に関わります」
「だからミチルは横領なんてしてないって言ってるだろ!」
その言葉でほぼその場にいる全員が状況を把握した。
いや、うすうす憲吾先生が篠木さんに色目で頼まれて受けたんだろうなとは思っていたから、確定したというべきか。
「裏は取ったんですか。
証拠は?」
「彼女がしてないって言ってるからしてないんだ」
「当事者の証言だけで証明できると思っているんですか。
あなた、本当に弁護士ですか」
晴貴さんの追求は容赦ない。
奥歯に力が入りすぎて、頭痛がしてくる。
彼は私が篠木さんから受けた仕打ちを知らないのだろうか。
「本気で問題ないと思っているんですか。
少なくとも彼女はこの件の関係者です。
頼まれたからといって、同じ事務所内で軽々しく引き受けていいわけがない」
「なんだとっ!
オレはちゃんと考えて引き受けたんだ!」
晴貴さんに軽蔑するような視線を送られた憲吾先生が声を荒らげ、心臓が縮み上がった。
「どこがですか。
まともな弁護士ならこんな依頼、受けません。
事務所の信用に関わります」
「だからミチルは横領なんてしてないって言ってるだろ!」
その言葉でほぼその場にいる全員が状況を把握した。
いや、うすうす憲吾先生が篠木さんに色目で頼まれて受けたんだろうなとは思っていたから、確定したというべきか。
「裏は取ったんですか。
証拠は?」
「彼女がしてないって言ってるからしてないんだ」
「当事者の証言だけで証明できると思っているんですか。
あなた、本当に弁護士ですか」
晴貴さんの追求は容赦ない。