黒弁護士は夜咲く桜を独占する~過保護な愛に溶かされて~
どんどん憲吾先生を追い詰めていく。
「あきらかに篠木さんがやっていないという証拠があるならまだしも、夜桜さんが争っているのに疑いのある人間の依頼を受けるなど、正気ですか」
「うぐっ。
だから……ミチルはやってないから問題ない」
苦しげに憲吾先生が同じ言葉を繰り返す。
「ああ。
もしかして」
一歩、晴貴さんは憲吾先生へと距離を詰めた。
「こちら側の情報を探って、夏初に罪をなすりつけようって魂胆ですか」
完全に醒めた目で晴貴さんが憲吾先生を見下ろす。
「もう、弁護士辞めたらいかがですか」
感情のない淡々とした声は、反対に恐怖を掻き立てる。
憲吾先生はとうとう真っ青な顔でなにも言わなくなった。
珍しく負けを認めたのかと思ったものの。
「ミチルがやったって確証もないだろ!
あと、ミチルをオレの秘書に雇うからな!」
勢いよく顔を上げたかと思ったら、顔を真っ赤にして喚き散らして出ていった。
「騒がせて申し訳ない」
ひとり残った晴貴さんが丁寧に頭を下げて私たちに謝ってくれる。
「あきらかに篠木さんがやっていないという証拠があるならまだしも、夜桜さんが争っているのに疑いのある人間の依頼を受けるなど、正気ですか」
「うぐっ。
だから……ミチルはやってないから問題ない」
苦しげに憲吾先生が同じ言葉を繰り返す。
「ああ。
もしかして」
一歩、晴貴さんは憲吾先生へと距離を詰めた。
「こちら側の情報を探って、夏初に罪をなすりつけようって魂胆ですか」
完全に醒めた目で晴貴さんが憲吾先生を見下ろす。
「もう、弁護士辞めたらいかがですか」
感情のない淡々とした声は、反対に恐怖を掻き立てる。
憲吾先生はとうとう真っ青な顔でなにも言わなくなった。
珍しく負けを認めたのかと思ったものの。
「ミチルがやったって確証もないだろ!
あと、ミチルをオレの秘書に雇うからな!」
勢いよく顔を上げたかと思ったら、顔を真っ赤にして喚き散らして出ていった。
「騒がせて申し訳ない」
ひとり残った晴貴さんが丁寧に頭を下げて私たちに謝ってくれる。