黒弁護士は夜咲く桜を独占する~過保護な愛に溶かされて~
「いえ、悪いのは陽川先生じゃないので。
どうせいいところ見せようと思って事務室に来たんでしょうが、裏目に出ましたね」
呆れるように斉藤さんが言い、失笑が起きた。
どうして憲吾先生か晴貴さんの部屋ではなくわざわざ事務室に来て言い争っているのだろうとは思っていたが、そういう意図だったのか。
「ほんと、いい迷惑ですよ」
「憲吾先生、女に甘いからなー」
本人のいないところで言いたい放題だが、あのように迷惑をかけられていたら文句を言いたくなる気持ちもわかる。
「しかし、そんな女を秘書に雇うとか本気なんですかね」
「まあ、所長が認めないだろ」
皆、呆れ気味だがそうなるだろう。
「本当に申し訳ない。
所長からも厳重に注意してもらうようにする」
「いえいえ。
憲吾先生も自分が訴えられてるんだから、少しは反省したらいいものを」
とうとう全員が疲労の濃いため息をついた。
「少し、夜桜さんを借りてもいいか」
「ええどうぞ。
夜桜さんは陽川先生の秘書ですから、別に断らなくてもいいですよ」
「ありがとう。
行こう、夏初」
「あっ、はい!」
晴貴さんが斉藤さんに許可を取り、私を連れ出す。
どうせいいところ見せようと思って事務室に来たんでしょうが、裏目に出ましたね」
呆れるように斉藤さんが言い、失笑が起きた。
どうして憲吾先生か晴貴さんの部屋ではなくわざわざ事務室に来て言い争っているのだろうとは思っていたが、そういう意図だったのか。
「ほんと、いい迷惑ですよ」
「憲吾先生、女に甘いからなー」
本人のいないところで言いたい放題だが、あのように迷惑をかけられていたら文句を言いたくなる気持ちもわかる。
「しかし、そんな女を秘書に雇うとか本気なんですかね」
「まあ、所長が認めないだろ」
皆、呆れ気味だがそうなるだろう。
「本当に申し訳ない。
所長からも厳重に注意してもらうようにする」
「いえいえ。
憲吾先生も自分が訴えられてるんだから、少しは反省したらいいものを」
とうとう全員が疲労の濃いため息をついた。
「少し、夜桜さんを借りてもいいか」
「ええどうぞ。
夜桜さんは陽川先生の秘書ですから、別に断らなくてもいいですよ」
「ありがとう。
行こう、夏初」
「あっ、はい!」
晴貴さんが斉藤さんに許可を取り、私を連れ出す。