黒弁護士は夜咲く桜を独占する~過保護な愛に溶かされて~
「未払い残業代は払うが、遅延損害金は無効……っていうか、踏み倒す気だな。
まあ、ここまではよくあるけど」
晴貴さんは不思議でもなんでもないって感じだが、踏み倒しがよくあってはいけないと思う。
「肝心なのは、ここ。
査問会なんて違法行為はやってない。
やってないのだから夏初に対するパワハラもありえない。
和解に応じるなら問題にしないが、応じない場合は守秘義務違反、名誉毀損等で反訴する……と、いうことだ」
会社の開き直りようにふつふつと怒りが湧いてくる。
もうかなり治まったとはいえ、ときどきあの日がフラッシュバックし、夜中に発作を起こしそうになって晴貴さんを心配させている。
まだ、薬も手放せない。
ここまで人を追い詰めておいて、なかったことにしようなんて許せない。
しかも反対に訴えるって、なに?
「本気で私を訴えるつもりでしょうか」
「ただの安い脅しだ。
守秘義務違反って弁護士に相談することは当たらない。
名誉毀損も実際に査問会が行われた証拠はこっちで押さえてるんだ、言い逃れはできない」
きっと大丈夫だとは思っていたが、晴貴さんが反論してくれて安心する。
まあ、ここまではよくあるけど」
晴貴さんは不思議でもなんでもないって感じだが、踏み倒しがよくあってはいけないと思う。
「肝心なのは、ここ。
査問会なんて違法行為はやってない。
やってないのだから夏初に対するパワハラもありえない。
和解に応じるなら問題にしないが、応じない場合は守秘義務違反、名誉毀損等で反訴する……と、いうことだ」
会社の開き直りようにふつふつと怒りが湧いてくる。
もうかなり治まったとはいえ、ときどきあの日がフラッシュバックし、夜中に発作を起こしそうになって晴貴さんを心配させている。
まだ、薬も手放せない。
ここまで人を追い詰めておいて、なかったことにしようなんて許せない。
しかも反対に訴えるって、なに?
「本気で私を訴えるつもりでしょうか」
「ただの安い脅しだ。
守秘義務違反って弁護士に相談することは当たらない。
名誉毀損も実際に査問会が行われた証拠はこっちで押さえてるんだ、言い逃れはできない」
きっと大丈夫だとは思っていたが、晴貴さんが反論してくれて安心する。