黒弁護士は夜咲く桜を独占する~過保護な愛に溶かされて~
抗議しながらも晴貴さんが格好よすぎて、耐えられなくなった私は両手で顔を覆ってその場に座り込んでいた。
騒がせたお詫びを買いに行くからついてきてと言われ、一緒に事務所を出る。
「憲吾先生、あれで諦めたんですかね」
「どうだろうな。
まあ、あそこまで言われてまだやるっていうなら、その根性だけは認めてやってもいい」
晴貴さんはおかしそうだが、そんな根性はなくていい。
近くのお店でケーキを買って帰る。
もちろん、コンビニではなくちゃんとした洋菓子店だ。
「陽川先生、お気遣いありがとうございます」
「ほんと、誰かさんとは大違いだ」
みんな、嬉しそうにケーキを頬張っている。
こういうところで人柄って出るし、人間関係をスムーズにするコツなんだろうなと思った。
結局、憲吾先生は所長から激詰めされ、渋々篠木さんの依頼を断った。
これでこの件は終わりだろうなと思ったものの――
……今日も事務室で晴貴さんと憲吾先生が言い争っているのを、みんな遠い目で見ていた。
なんか一週間前にもこんなことがあった気がするが、私の勘違いだろうか。
騒がせたお詫びを買いに行くからついてきてと言われ、一緒に事務所を出る。
「憲吾先生、あれで諦めたんですかね」
「どうだろうな。
まあ、あそこまで言われてまだやるっていうなら、その根性だけは認めてやってもいい」
晴貴さんはおかしそうだが、そんな根性はなくていい。
近くのお店でケーキを買って帰る。
もちろん、コンビニではなくちゃんとした洋菓子店だ。
「陽川先生、お気遣いありがとうございます」
「ほんと、誰かさんとは大違いだ」
みんな、嬉しそうにケーキを頬張っている。
こういうところで人柄って出るし、人間関係をスムーズにするコツなんだろうなと思った。
結局、憲吾先生は所長から激詰めされ、渋々篠木さんの依頼を断った。
これでこの件は終わりだろうなと思ったものの――
……今日も事務室で晴貴さんと憲吾先生が言い争っているのを、みんな遠い目で見ていた。
なんか一週間前にもこんなことがあった気がするが、私の勘違いだろうか。