黒弁護士は夜咲く桜を独占する~過保護な愛に溶かされて~
兄は日本語がダメなら中国語ならいいんだろと怪しげな中国語から本格的に取得して今は台湾で技術者として働いているとなると、なにが功を奏するのかわからない。
「ええ、海外の契約が絡む案件も多いですし、夏初さんにはとても助けられています」
晴貴さんに褒められ、あの暗黒の子供時代が救われた気がした。
「夏初。
お酒は一杯でストップ」
飲んでいた梅酒ソーダのグラスが空き、二杯目をどうしようか悩んでいたら晴貴さんが私だけに聞こえるように声をかけてきた。
「そうですね、やめておきます」
母と晴貴さんのバトルに耐えるためにもう少し飲みたいところだが、薬に影響してくるからジャスミンティに切り替える。
「なあに夏初、もう飲まないの?」
怪訝そうに母が聞いてきたが、お酒には強い私が一杯でやめるとなるとそうなるだろう。
「明日も仕事だからね」
曖昧に笑って誤魔化す。
この話は母たちに聞かせたくない。
その後も母の追求は止まらなかった。
しかし、晴貴さんに完璧に返され諦めたようだ。
そのあいだ、父は黙々と食べて飲んでいたが、家でもおおむねこんな感じだ。
「ええ、海外の契約が絡む案件も多いですし、夏初さんにはとても助けられています」
晴貴さんに褒められ、あの暗黒の子供時代が救われた気がした。
「夏初。
お酒は一杯でストップ」
飲んでいた梅酒ソーダのグラスが空き、二杯目をどうしようか悩んでいたら晴貴さんが私だけに聞こえるように声をかけてきた。
「そうですね、やめておきます」
母と晴貴さんのバトルに耐えるためにもう少し飲みたいところだが、薬に影響してくるからジャスミンティに切り替える。
「なあに夏初、もう飲まないの?」
怪訝そうに母が聞いてきたが、お酒には強い私が一杯でやめるとなるとそうなるだろう。
「明日も仕事だからね」
曖昧に笑って誤魔化す。
この話は母たちに聞かせたくない。
その後も母の追求は止まらなかった。
しかし、晴貴さんに完璧に返され諦めたようだ。
そのあいだ、父は黙々と食べて飲んでいたが、家でもおおむねこんな感じだ。